春のホンシメジを観察したあと、飯田市の大平宿に場所を移して泊まりがけで「反省会」をするようになって、今年で7回目。 いつもの尾根筋で昨年は2本しか見つからず、シロの衰えを感じざるを得なかったので、発見から25年となる今年は、ここでの出会いも一区切りを迎えるだろうと予想していた。 尾根から降りて沢まであと少しというところまで探しても見つからず、やはり予想が的中したかと思いきや、僕のいるところの斜め上あたりから尾根に向かって点々と発生しているのを仲間が見つけ、大声を上げた。 結果的には、尾根の反対側でも何本か見つかり、結構まとまった量の収穫となった。この場所の菌糸はしぶとかった。新たな竜骨を作り始めたようにも思える。 こうなってくると、一区切りをつけようとの殊勝な心掛けもどこへやら、また来年もその発生状況を確かめに来たくなってしまった。 とはいえ、もともと偶然見つけた場所とはいえ、山道によそ者