府は10日、舞鶴市で4月に採取した生シイタケから微量のヨウ素131を検出した、と発表した。暫定基準値の約7千分の1で、健康に影響はないレベルだという。 調査は関西電力高浜原発(福井県)の放射線監視のため府が年に1度実施。舞鶴市大山の農家に栽培依頼した生シイタケから1キロあたりでヨウ素131が0・29ベクレル、セシウム137が3・0ベクレル検出された。 ヨウ素131が検出されたのは旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後の昭和61年以来初めてだが、今回の検出量は当時の約1200分の1。セシウム137の数値は通常通りで、福島第1原発事故との影響は分からないという。