錆色の街 大正区船町・木津川大橋 大阪市大正区は明治時代の「大阪紡績」の時代から工場・港湾労働者が集まるブルーカラーの街として発展してきた。多くの沖縄からの出稼ぎ世帯が移住し、区の人口の4分の1が沖縄がルーツの「沖縄系大阪人」という特色を持った所である。 大正区の一番南端の「船町」は、中山製綱所や日立造船の巨大な工場がそびえる、重工業地帯。道路の両側に迫る巨大な配管と、時折煙突から炎を揚げる、中山製綱所の建物が見るものに凄まじいインパクトを与える。映画「ブラック・レイン」のロケ地としても使われたことがあるという、その場所にちょっと足を運んでみたくなりました。 大正区は電車の駅が区内にほとんど存在しない。まさしく区の入口となるJR・長堀鶴見緑地線の大正駅から、市バスによる移動となる。バス路線図で大正区の区間だけやたらぶっといのはその為だ。バスの「急行」があるのも大正区だけだ。バス路線と同じよ