大阪で新型コロナウイルスの患者を受け入れる病床の数が切迫する中、大阪大学医学部附属病院は、大阪府の要請を受けて12日から重症患者用の病床を10床から14床に増やして治療に当たっています。しかし、病院では一般の患者の手術や治療に影響が出ると危機感を募らせています。 大阪では新型コロナウイルスの患者が急増し、すぐに入院できる重症患者用の病床は11日の時点で205床のうち188床、率にして91.7%が埋まるなど非常にひっ迫していて、府は各病院に重症病床を増やすよう要請しています。 これを受けて、大阪 吹田市にある大阪大学医学部附属病院は、12日からICU=集中治療室の4床をコロナの重症病床に変えて運用を始めました。 これで30床あるICUのうちおよそ半分がコロナ患者に割り当てられ、ICUは16床に減りました。 この病院では、2019年度、重い心臓病や進行がんなどの手術の際にICUを使用した患者数
米ファイザーと独BioNTechの新型コロナウイルスに対する革命的なmRNAワクチンの接種が明日から始まるが、このワクチン開発にいたるまでの経緯が実に感慨深いので紹介してみる。まさに、大逆転ストーリー。1/22
Part of a "freezer farm," a football field-sized facility for storing finished Covid-19 vaccines, under construction in Kalamazoo, Mich. Pfizer’s experimental vaccine requires ultracold storage, at about -70 C, so as they are made, the vaccines are being stored in special freezers. Jeremy Davidson/Pfizer via AP ANDOVER, Mass. — The liquid that many hope could help end the Covid-19 pandemic is stor
She grew up in Hungary, daughter of a butcher. She decided she wanted to be a scientist, although she had never met one. She moved to the United States in her 20s, but for decades never found a permanent position, instead clinging to the fringes of academia. Now Katalin Kariko, 66, known to colleagues as Kati, has emerged as one of the heroes of Covid-19 vaccine development. Her work, with her clo
私たちの体細胞に薬を作らせる試み mRNAを医療に応用する研究は1990年、ハンガリーの生化学者Katalin Kariko博士によって始められた。 mRNAは私たちの身体を構成する約37兆個に及ぶ細胞の内部で、核内のDNAに記された遺伝情報(塩基配列)を自らに転写し、これを「リボソーム」と呼ばれる小器官に伝達する。ここで、その遺伝情報を基に(私たちの身体に必要な)各種タンパク質が作られる。 mRNAを実験室で人工的に合成し、これを人間の体内に入れてやれば、科学者が望んだ通りのタンパク質を細胞内(のリボソーム)で製造することができる。このタンパク質を一種の薬剤と考えれば、mRNA医療とは「私たちの細胞を医薬品の製造装置として利用する」試みと言うことができる。 ただ、理論的にはそうなるはずだが、当初の試みは予想外の免疫反応による強い炎症を引き起こすなど完全に失敗した。このためKariko博士
ひと言で言えば、中国に対する危機感です。 バイデン大統領は中国を「最大の競合国」と位置づけています。その中国に対抗するうえで、同盟国や友好国と連携することが重要と考えているのです。 このため、中国の隣に位置し、アメリカの同盟国である日本を最も重要なパートナーの一つとしていることが背景にあります。 バイデン大統領は中国の脅威を単に2つの大国による対立とは捉えていません。これを象徴するバイデン大統領のことばがあります。それは「これは民主主義と専制主義との闘いだ」というものです。このことばに象徴されるように、国家の根本的な在り方の違いの、歴史的な争いだと位置づけているのです。 少し大げさに聞こえるかもしれません。しかし、選挙によって確立されたわけではない中国共産党の一党支配、その一党支配が香港や新疆ウイグル自治区で人権を抑圧している現状、そうした中国の在り方は「専制主義」だというわけです。 そし
鹿児島県のトカラ列島近海では9日以降、地震が相次いでいます。十島村では震度4や3の揺れも観測され、気象庁は今後も揺れが続くおそれがあるとして注意を呼びかけています。 気象庁によりますと、鹿児島県では今月9日の夜遅くから12日午前6時半までに、トカラ列島近海を震源とする震度1以上の地震が合わせて199回観測されました。 このうち十島村では、 ▽悪石島で震度4の揺れを4回にわたって観測したほか、 ▽悪石島と小宝島で震度3の揺れを合わせて15回観測しています。 トカラ列島近海では、過去にも数日間にわたって地震が相次いで発生したことがあり、気象庁は今後も揺れが続くおそれがあるとして、注意を呼びかけています。 トカラ列島近海 これまでの地震活動 今月9日以降、地震が相次いでいる鹿児島県のトカラ列島近海ではこれまでも群発化した地震活動が繰り返し観測されています。 気象庁によりますと、2000年10月は
インドネシア東部と、隣接する東ティモールで大雨による土石流と地滑りが起きて11日で1週間となり、確認された死者は両国で合わせて200人を超えました。インドネシアでは10日も地震が起きて死者が出るなど災害が相次いでいて、政府が警戒を呼びかけています。 インドネシアの東ヌサトゥンガラ州や隣国の東ティモールでは今月4日、サイクロンに伴う大雨で土石流や地滑りが相次ぎました。 インドネシアの国家防災庁によりますと、発生から1週間となった11日までに177人の死亡が確認されたほか、いまだに45人が行方不明となっていて、捜索が続いています。 また、東ティモールでは政府のまとめで首都ディリを中心に42人の死亡が確認され、両国の死者は合わせて219人に上っています。 およそ1万3000人が避難生活を送っている東ティモールには11日、日本政府から毛布およそ4800枚などの支援物資が到着しました。 また、インド
中東では、トルコやイランで、変異した新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していて、厳しい感染状況になっています。 トルコでは、1日の新型コロナウイルスの感染者が先月10日には1万4000人余りだったのに対し、今月10日には5万2600人余りと3倍以上に急増しています。 保健省によりますと、患者のおよそ85%が変異した新型コロナウイルスに感染しているということです。 トルコ政府は医療従事者などへのワクチンの接種を完了し、現在は60歳以上の人たちを対象に接種を急いでいます。 一方、イランでも、先月11日に8300人余りだった1日の感染者数が今月11日は2万1000人余りと、2倍以上に急増し、政府は変異した新型コロナウイルスが主な原因だと分析しています。 イランでは今月10日以降、首都テヘランなど感染が深刻な地域で、食品や医薬品などの生活必需品を除いて商店の営業が禁止されています。 テヘランのバ
東京都は12日、都内で新たに306人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。前の週の同じ曜日を上回るのは12日連続で、都の担当者は「増加傾向が続いている。人の流れの抑制や外出の自粛などを意識してほしい」と話しています。 東京都は12日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて306人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1週間前の月曜日から57人増え、2回目の緊急事態宣言が解除されたあとでは月曜日としては最多です。 また、前の週の同じ曜日を上回るのは12日連続で、増加が続いています。 さらに、12日までの7日間平均は476.1人で、前の週の121.5%となりました。 都の担当者は「増加傾向が続いている。12日からまん延防止等重点措置も始まったので、人の流れの抑制や外出の自粛などを意識してほしい」と話しています。 306人の年代別
家族の世話や介護などに追われる「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもたち。 その割合が、中学生のおよそ17人に1人に上ることが国の初めての実態調査で分かりました。 家庭で、両親や祖父母、きょうだいの世話や介護などをしている子どもは「ヤングケアラー」と呼ばれ、厚生労働省と文部科学省は、去年12月からことし1月にかけて初めての実態調査を行いました。 公立の中学校1000校と全日制の高校350校を抽出して2年生にインターネットでアンケートを行い、合わせておよそ1万3000人から回答を得ています。 12日、国のプロジェクトチームの会合で調査結果が公表され、「世話をしている家族がいる」という生徒の割合は、中学生が5.7%でおよそ17人に1人、全日制の高校の生徒が4.1%でおよそ24人に1人でした。 内容は、食事の準備や洗濯などの家事が多く、ほかにも、きょうだいを保育園に送迎したり、祖父母の介護や見守りを
※こちらのページのデータは2023年12月21日をもって更新を終了しました。 世界各地の国や地域ごとのワクチンの接種状況です。接種回数の総数と、人口100人あたりに換算した回数を掲載しています。あわせて、「少なくとも1回接種した人」と「既定の回数の接種が完了した人」「追加接種した人」の、それぞれの総数と人口に占める割合を掲載しています。 世界のワクチン接種回数(累計) Our World in Dataの集計で接種回数が上位18番目までの国や地域と日本・韓国のデータを表示しています。ワクチンの接種回数が多い国や地域でも Our World in Dataの集計に入らない場合があります。グラフ右下の更新日は、Our World in Dataからデータを取得した日付です。それぞれの国や地域のデータは、更新日までに得られたデータの中で最新のものを表示しています。各地の事情により新たなデータが反
ブラジル・リオグランデドスル州エンカンタドで建設中のキリスト像(2021年4月9日撮影)。(c)SILVIO AVILA / AFP 【4月11日 AFP】ブラジル南部リオグランデドスル(Rio Grande do Sul)州エンカンタド(Encantado)で、巨大なキリスト像の建設が進められている。 「Christ the Protector(擁護者キリスト)」と名付けられた新しいキリスト像は2019年に着工し、今年完成する予定。先週、頭部と左右に広げた両腕が取り付けられた。 台座を含む高さは43メートルで、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の有名な「コルコバードのキリスト像(Christ the Redeemer)」より高くなる計画だ。(c)AFP
宇宙から来る観測史上最も高いエネルギーのガンマ線を捉えたと東京大学などが参加する国際研究グループが発表し、高エネルギーの元となる未知の天体が天の川銀河の中にある証拠だとしています。 宇宙空間では、原子核を構成する粒子である陽子が飛び交っていて、その中に超高エネルギーの陽子があることが観測されていましたが、どのようにエネルギーを得ているのか分かっておらず、元となる未知の天体を「ペバトロン」と名付けて60年来の謎とされています。 東京大学と中国の大学などの国際研究グループは中国の高原地帯に観測装置を設置して、超高エネルギーの陽子が物質に衝突したときに放出されるガンマ線の観測を行いました。 その結果、2017年までの2年間に光の1000兆倍に相当する観測史上最も高いエネルギーのガンマ線などを23回観測し、その発生源は天の川銀河に沿って広く分布していることが分かったということです。 研究グループは
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