朝、目が覚めると、手足は驚くほど冷たく、体は石のように重い。 次々と襲ってくる吐き気、頭痛、めまい。 …きょうも学校に行けなかった。 後悔と罪悪感。 サボっていると思われるんじゃないか、という不安。 体も、心も、苦しかった毎日が変わるきっかけは中学2年生のとき、「起立性調節障害」と診断されたことでした。 思春期に多く、コロナ禍で発症する子どもが増えるのではないかと心配されています。 新学期が始まる今の時期に、知ってほしい病気の話です。
紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者: ケンリュウ 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/05/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (10件) を見る ケン・リュウの短編集である。短編集のタイトルになった「紙の動物園」がトップ・バッターとして打席に入る。「紙の動物園」はネビュラ賞とヒューゴー賞と世界幻想文学大賞の三冠を制した作品である。おれは現在進行系でSF業界のことを知らぬので、「ヒューゴー賞かネビュラ賞と書いてあればそれなりに信頼できる」という権威主義的な読者なので、その上なにかもう一冠となったら、参るしかないのである。 して、「紙の動物園」、これには参った。参ったが、「そんなん卑怯じゃんよ、泣かせにかかってんじゃんよ」と思いもした。でも、結局のところ「泣き」に負けてるんだから、そりゃあんたの勝ちだ。三冠の価値だ、といえる。 その「紙の動物
藤井聡太2冠(19)に豊島将之2冠(31)が挑む、将棋のお~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第5局が8月24、25日に料亭「渭水苑」(徳島市)で行われ、先手の藤井2冠が豊島2冠に77手で勝利。3日前の敗戦の影など微塵も感じさせない堂々の4勝1敗で、王位のタイトルを防衛した。王位2期目を確定したこの第5局を振り返る。 藤井聡太2冠(19)に豊島将之2冠(31)が挑む、将棋のお~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第5局が8月24、25日に料亭「渭水苑」(徳島市)で行われ、先手の藤井2冠が豊島2冠に77手で勝利。3日前の敗戦の影など微塵も感じさせない堂々の4勝1敗で、王位のタイトルを防衛した。王位2期目を確定したこの第5局を振り返る。 誰もがアッと驚く夢のタッグ…キャプテン翼とアノ人気ゲームのコラボが実現 王位戦第5局は藤井2冠の3勝1敗で、王位防衛に王手をかけての一戦となった。挑戦者の豊島2冠が王位
王位戦7番勝負で、難敵である豊島将之竜王(31)の挑戦を退けた藤井聡太王位(19)。トップ棋士も気づかない妙手に注目が集まりがちだが、その真価は最善手を積み上げていく「ミスの少なさ」にあると、棋士たちは指摘する。
やがてヒトに与えられた時が満ちて… (角川文庫) 作者:池澤 夏樹 角川書店 Amazon 池澤夏樹はSF作家ではない。純文学というものに近いかもしれないし、そうでもないかもしれない。ジャンル分けはよくわからない。とはいえ、『やがてヒトに与えられた時が満ちて……』はSFといえるだろう。解説ではイタロ・カルヴィーノの『レ・コスミコミケ』が同じようなものとして挙げられていたが、そのような感じだろうか。 レ・コスミコミケ (ハヤカワepi文庫) 作者:イタロ・カルヴィーノ 早川書房 Amazon レ・コスミコミケ (ハヤカワ文庫SF) 作者:イタロ カルヴィーノ 早川書房 Amazon イタロ・カルヴィーノ『レ・コスミコミケ』を読んだ - 関内関外日記 ともかく、けれん味のないSFである。太陽も影も星も失った、どこかで生きている人類。その過去のなにがあったのか。その先になにがあるのか。この作品で
blog.tinect.jp また寄稿いたしました。 できたら読んでほしいな。 読んでくれたかな。 まあ、読まなくてもいいんだけど。 ちょっと自信がないというか、なんというか。 ……というわけで、この本を読んだわけです。 不平等論: 格差は悪なのか? (単行本) 作者:フランクファート,ハリー・G. 筑摩書房 Amazon 図書館で、たまにはちょっと経済で学んでみようかと『ケインズとハイエク』だったかな、そんな新書を手にとったちょっと横にありました。「格差は悪なのか?」というのは挑発的な物言いです。ただ、本は薄いし、山形浩生の翻訳だしたぶん読みやすいだろうし、だいたい訳者の解説が半分くらいあるので(そうでなければ一冊の本になるボリュームではないという)、まあちょっと読んでみるか、と。 で、感想というか、「格差は悪なのか?」についてない頭をしぼって書いたのが上になります。うーん、難しいという
おれは数字が苦手である。もちろん、その先の数学も苦手である。 となれば、経済が取り扱う数学というものもまったくわからぬ。 わからないが、現代社会を生きるのに、経済というものを少しは解さなければいけないという思いにもかられる。 というわけで、図書館で経済あたりの棚を見ていて目に入ったのがこの本である。 とハリー・G・フランクファートによる著書である。 「格差は悪なのか?」と言われると、なかなか挑発的なような気もする。 ぱらぱらめくってみると、次のような文章が目に入った。 道徳性の観点からすると、万人が同じだけ保有するというのは重要ではない。道徳的に重要なのは、万人が十分に保有することだ。 まあ、そりゃそうだよな。 そう思って、おれはこの薄い本(翻訳部分と解説が拮抗している)を読んでみることにした。 翻訳者の山形浩生いわく、この本はピケティの柳の下のドジョウだが、そのドジョウも自ら訳したのだと
ヤバい雰囲気がある 就職活動をしなかったのでよく分からないんだけど、おそらく私は就職氷河期の人で一般的な認識だとあまり良い生活をしていないと思う。それでもなんの不自由もなく、わりと快適な人生を送っているなと認識をしている。なんで快適なのかっていうと、生活をそういう風にデザインしてきたからで、こういう感じでずっと生きてくぞーって決めてたんだけど、最近ちょっとヤバい雰囲気が出てきている。 理由は新型コロナウイルスによる社会の変化で、これまでの私の生活やヤバくなってきた時の対処法が、今の世の中だと通用しなくなってきている。対処方法は次の通りである。 逃れられないストレスが発生したら別の場所のストレスを減らす 労働に重きを置かない 不快な情報を遮断する 趣味で遊ぶ わりと普遍的な手法だと考えてたのだが、今はちょっと微妙になってきている。 逃れられないストレスが発生したら別の場所のストレスを減らす
【8月29日 AFP】セネガルの首都ダカールの外れに広がるブベス(Mbeubeuss)埋め立て処分場。高く積み上げられたごみの山の上では鉄製のフックを手に、人々がプラスチックや金属の破片を拾い上げている。そばでは家畜やサギが餌を探している。 人口300万人を超えるダカールで出たごみのほとんどが、この処分場に集まる。ごみをあさる人々は金属を見つけやすくするためにごみに火をつけ、それにより、近隣の住宅地に有害なガスが流れ出る。 何十年もずさんな管理下にあったこの野外の処分場を、セネガル政府は数年のうちに、廃棄物分別センターにする計画だ。これは、処分場から利益を得ている地域経済を脅かす動きでもある。 悪臭や煙をものともせず、処分場には約2000人が集まる。ごみの山をかき分け、プラスチックや鉄、アルミニウムを探し出して収入を得ているのだ。人々は再利用できそうなものを卸売業者に売り、業者はそれを企業
【8月29日 AFP】英イングランド南東部ケント(Kent)州にある、一見すると周囲の建物と何ら変わりがないごく一般的な家屋。唯一の違いは、英国王室御用達の証しである「ロイヤルワラント」が掲げられている点だ。 アシュフォード(Ashford)近郊ビデンデン(Biddenden)にあるこの建物の中には希少なピアノや少し変わったピアノ26台が置かれている。米カリフォルニア出身のデービッド・ウィンストン(David Winston)さんが生涯かけて集めたコレクションだ。 間もなく、このコレクションのすべてが競売にかけられる。中には6万ポンド(約900万円)の値が付くと予想されているものもある。 「私はもう71歳になるので、そろそろいいかな」とウィンストンさんは言う。今はピアノを専門としているが、もともとはバイオリン製作家として修業を積んだ。 これまでに手掛けたピアノには、エリザベス女王(Quee
【8月29日 AFPBB News】「知らない人に声をかけて写真を撮るのは、やっぱり苦手なんですよね」──AFPナイロビ支局の千葉康由(Yasuyoshi Chiba)氏(50)は、取材の現場での心情を明かした。昨年の「世界報道写真(World Press Photo)」コンテストでは日本人として41年ぶりとなる大賞を受賞した千葉氏に、ファインダーをのぞく際の心構えや撮影を続ける理由について聞いた。 学生時代はドキュメンタリー映画に関心があったが、写真を学ぶ過程で「写真自体が一番ミニマルな動画ではないか」と気付いたと語る。朝日新聞社で写真記者として働いた後、フリーランスへの転身を考え2007年に退職。結婚も転機となり、妻の赴任先であるケニアに移住した。 ケニアでは当時、大統領選挙後に候補者同士の争いが部族間の争いに発展していた。千葉氏は候補者同士のせめぎ合いを撮影し、現場に不在だったAFP
【8月29日 AFP】デンマーク領グリーンランド(Greenland)の北方でこのたび、世界最北端の陸地とみられる島が研究者らによって発見された。まだ名前は付けられていないこの島だが、近い将来、海水にのみ込まれる可能性もある。 研究者らは7月に調査でこの島に到着した当初、それまで世界最北端とされていたオーダック(Oodaaq)島に着いたと思っていた。 しかし、調査団を率いたコペンハーゲン大学(University of Copenhagen)地学・天然資源管理学部のモーテン・ラッシュ(Morten Rasch)氏によると、「全地球測位システム(GPS)を見て私たちはオーダック島にいると思っていたが、GPSにエラーがあったことが分かった」という。 「実際には、私たちはさらに北の新しい島を発見していた。デンマーク領をわずかに拡大する発見だった」 オーダック島は北極点(North Pole)の南
アメリカ軍のアフガニスタンからの撤退期限が今月31日に迫る中、アメリカ国防総省は首都カブールの空港に残る部隊の一部が引き揚げていることを明らかにし、撤退に向けた動きが加速しています。 ただ、地元のアメリカ大使館は新たなテロへの警戒を呼びかけていて、期限までに撤退を終えられるのか予断を許さない状況です。 アフガニスタンからのアメリカ軍の撤退期限が今月31日に迫る中、アメリカ国防総省のカービー報道官は28日、カブールの空港に残るアメリカ軍の部隊の一部が引き揚げていることを明らかにしました。 また、アメリカ国務省は、今も現地で出国を望んでいるアメリカ人の数はおよそ350人にまで減ったと発表しました。 さらにホワイトハウスは、通訳など地元の協力者などで退避した人は、28日までの24時間で前日の半分のおよそ6800人となったとしていて、撤退に向けた動きが加速しています。 一方で、今月26日、大規模な
2022年8月10日で「5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」および「12~17歳の小児に対する新型コロナウイルスの新型コロナワクチン接種に対する考え方」「12~17歳の小児に対する新型コロナワクチン追加接種について」は「5~17歳の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」に統合されました。ご確認ください。 「5~17歳の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」
専門家と街を歩くシリーズ、今回は植物の回だ。とはいってもすでに植物図鑑の編集者、そしてハーブ王子と街を歩いている。今回はそこからさらに狭めて樹木である。樹木医であり、植裁の仕事をしている赤尾さんと街を歩く。 私達は街に暮らすうえで緑をやたらに気にする。緑が豊かだとか緑が少ないとか。私達が緑と呼ぶこの木について一から教えてもらった。 樹木医さんと歩く 小岩井農牧株式会社東京緑化支店の赤尾正俊さんと歩くのは東急東横線・田園都市線のある渋谷駅。赤尾さんの肩書で目につくのは小岩井という名前であるがその豆知識ですでに1へぇあった。 右が樹木医でもあり植裁の仕事をしている赤尾正俊さん、左はデイリーポータルZ林雄司 なんで小岩井が? 大北:小岩井は牧場ですよね? 赤尾:岩手にある牧場の会社なんですが雫石というところに小岩井農場があって。私は東京で仕事をさせていただいてます。 林 :小岩井って岩崎(家)で
武装勢力タリバンが権力を掌握し、混乱が続くアフガニスタン。 タリバンはどのようないきさつで結成され、何を目指しているのでしょうか? 東京外国語大学の講師で、アフガニスタンやパキスタンの歴史や政治にくわしい登利谷正人さんに聞きました。 (聞き手 国際部記者・田村銀河、北井元気) Q そもそも「タリバン」とはどういう意味ですか? タリバンは、イスラム教の神学校「マドラサ」で学んでいた学生が中心となって結成された組織です。 マドラサで学ぶ学生はアラビア語で「タリブ」と呼ばれ、現地のパシュトー語の複数形が「タリバン」。 みずから名乗ったのではなく、勢力を拡大していくうちにメディアなどを通じて「タリバン」という呼び方が定着していきました。 1978年にクーデターで成立した共産政権内部の路線対立により、アフガニスタンが勢力圏から離れることを恐れた旧ソビエトがアフガニスタンに軍事介入し、みずからが後ろ盾
「誰の日本時代」 [著]洪郁如 七年ほど前、台南のとある村を散策していたら、八十代と思われる老婦人に笑いかけられたので、おばあさんお元気ですか、と挨拶(あいさつ)をした。それまでの経験から、日本からの観光客を歓迎するこの年代の台湾人には、中国語よりは日本語で話しかけるほうが喜ばれると思ったのだ。ところが老婦人は、ニホンゴデキンデキン、と笑う。あたしは台湾語しか喋(しゃべ)れないのよ、と言われてようやく私は、「日本統治期台湾」をめぐる自分の想像力の貧しさを悟った。 一八九五年から一九四五年のこの時期を、台湾では「日本時代(リッブンシーダイ)」と区分する。 この「時代」に生を受け、幼少期・青少年期を過ごした「台湾人」と「『日本語人』は常に等号で結ばれてきた」。とりわけここ日本では、九〇年代以降、日本のメディアにも頻繁に登場した李登輝に代表される、日本統治下の台湾で習得した日本語で流暢(りゅうち
「星の王子さまの気づき」 [著]周保松 悩める青春時代、私も『星の王子さま』を手に取った。文学的解釈や哲学的分析を行う数多くの関連本がある中で、台湾、韓国、中国でも出版され、大きな反響を得てきた本書にはどのような特徴があるのか。 著者の周保松は香港中文大学で教壇に立つ傍ら、社会実践者としてデモにも参加し、学生や市民と対話してきた。雨傘運動の際には逮捕もされており、当時心身がボロボロになっていた時に、『星の王子さま』を読み直したという。 子どもと大人の違い、友との関係、孤独や死の捉え方、金とは交換できない愛や信頼など、他の類似書と似た観点もあるが、私は「なつけることは、政治的なこと」という、公共領域の活動の意義を論じてきた周保松ならではの視点に注目した。 「なつける」は「飼いならす」とも訳され、主従関係を感じさせる言葉だが、フランス語の原語は、登場人物の野生のキツネが人間に慣れていくという意
私がホームレスだったころ 台湾のソーシャルワーカーが支える未来への一歩 著者:橋本 恭子 出版社:白水社 ジャンル:社会・時事 「私がホームレスだったころ」 [著]李玟萱 [企画]台湾芒草心慈善協会 小学生の頃、ボロボロの服を着た人たちが、何をするでもなく、うろついているのを見かけることがよくあった。友だちが言う。「うちの親が、あんなふうにだけはなるなって」 私は同意する。大人になっても、まともな家のある暮らしがしたいと私たちは思っていた。真面目にコツコツと働けば大丈夫なはず。不真面目でろくすっぽ働かない人だけがああなるのだろうから。 日本全体がバブル景気に浮かされていた、私が小学生だった頃からは想像もつかぬほど、現在の日本の貧困問題は深刻化している。特にコロナ禍以降、不真面目どころか真面目にずっと働いてきた人たちの多くが職を失い、住まいを追われ、住所不定の生活を強いられている。 路上生活
新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制が危機的な状況になっていることを受けて、東京・江東区の「東京城東病院」が来月末からコロナ患者の専用病院として運用されることになりました。 国と東京都が感染症法に基づいて病床確保への協力を要請したのを受けて新たに専用病院ができるのは初めてだということです。 新たにコロナ患者専用となるのは、東京・江東区の東京城東病院で、現在入院している患者に転院してもらうなどして、来月末から最大50床程度を確保するとしています。 この病院は、政府分科会の尾身茂会長が理事長をつとめる地域医療機能推進機構の傘下の病院で、国と東京都が今月23日、都内すべての医療機関などに対し感染症法に基づいて入院患者の受け入れや病床確保のための協力を要請したのを受けて、コロナ患者専用にすることを決めたということです。 地域医療機能推進機構はこれまで全国の57の病院のうち、870床をコロナ患者用
東京パラリンピックに出場する予定だったアフガニスタンの選手2人が28日に来日したとIPC=国際パラリンピック委員会が明らかにしました。アフガニスタンの選手団は政権が崩壊したことを受けていったんは大会への参加を断念していましたが、一転して出場することになりました。 東京パラリンピックにアフガニスタンからは、陸上男子のフセイン・ラスリ選手と、テコンドー女子のザキア・フダダディ選手の合わせて2人の選手が出場する予定でしたが、武装勢力タリバンが権力を掌握し政権が崩壊したことを受け、現地のパラリンピック委員会が安全に来日する手段がないなどとして参加の断念を決めました。 IPCのスペンス広報部長は今月25日の会見で「2人の選手は国外に退避した」としていましたが、IPCは28日夜、2人が羽田空港に到着し、東京 中央区の選手村に入ったことを明らかにしました。 IPCによりますと、2人は先週末にアフガニスタ
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