激務の3年あまり。「感染症専門医なので自分がやらないと、と思ってきました」と忽那賢志さん=大阪府吹田市の大阪大で2023年6月20日午後3時4分、三角真理撮影 新型コロナウイルス禍の新聞・テレビ報道で、おなじみになった専門家の一人、大阪大大学院医学系研究科感染制御学教授の忽那賢志(くつな・さとし)さん(44)。診察にあたりながら情報発信を続け、同大の公式動画サイトではみずから演じて感染対策を訴える。忽那先生ってどんな方? 大阪モノレール阪大病院前駅で下車。目の前に広がる病院関連の建物群。あちこちに立つ構内マップ(看板)を頼りに忽那さんの職場へ。 忽那さんがここに赴任してきたのは、コロナの流行真っただ中の2021年7月。前職場は国立国際医療研究センター国際感染症センター(東京都)。
東京都は、18歳以下の子どもに月5000円を給付する「018サポート」について、9月1日から申請の受け付けを始める。申請しないと、給付を受け取ることができない。 都内在住の0~18歳の約200万人が対象で、所得制限はない。12月15日までに申請すると、来年1月に2023年度分が申請口座にまとめて振り込まれる。年度中に生まれた子どもや転入、転出した子どもについては、在住期間分のみ受け取れる。
こいで・ひろあき/1949年生まれ。原発の危険性を世に問い続け、2015年に定年退職。著書に『原発事故は終わっていない』(毎日新聞出版)など(photo 高橋勝視)この記事の写真をすべて見る 東京電力福島第一原発事故からまもなく11年。国と東電は30~40年後の廃炉完了を目指すロードマップに基づき、作業を進めている。だが、相次ぐトラブルから廃炉作業の計画は大幅に遅れている。廃炉は本当に可能なのか。AERA 2022年3月7日号は、小出裕章・元京大原子炉実験所助教に聞いた。 【ロードマップ】使用済燃料の取り出し開始~廃止措置終了までの道のりはこちら * * * 国と東電が策定したロードマップは「幻想」です。 国と東電がいう「廃炉」とは、燃料デブリを格納容器から取り出し、専用の容器に封入し、福島県外に搬出するということです。 当初、国と東電は、デブリは圧力容器直下の「ペデスタル」と呼ばれる
使用済みの食用油など生物資源のみでつくるペットボトルを、石油元売りや飲料メーカーなどが連携して、本格的に生産していくことになりました。石油由来の原料を一切使わないペットボトルの商用化は世界で初めてだということです。 ペットボトルの生産では、原料のおよそ7割を占める「パラキシレン」をこれまで石油由来のものでしか量産できなかったため、脱炭素化に向けた課題となってきました。 こうした中、石油元売り大手のENEOSは、使用済みの食用油など生物資源のみでパラキシレンを量産する技術を開発し、サントリーホールディングスや三菱商事と連携して、石油由来の原料を一切使わないペットボトルを本格的に生産することになりました。 岡山県倉敷市にある製油所で年内に、生物資源由来のパラキシレンの製造を始め、来年からペットボトルの原料に利用するということで、年間3500万本ほどの出荷を想定しています。 ペットボトルの製造コ
その資料が見つかったのは去年12月。 東京の日比谷公園の一角にひっそりとたたずむ「後藤・安田記念東京都市研究所」の書庫に保管されていました。研究所を設立したのは、内務大臣として、関東大震災からの復興の陣頭指揮にあたった後藤新平です。 資料は3種類の路線図と2つの書簡。 日付は1923年11月。関東大震災が発生してわずか2か月後に作られていました。 専門家によると、「第一号図」が最も理想的な案、「第二号図」は当時検討されていた幹線道路の整備計画にあわせて修正した案、「第三号図」は最新の復興計画にあわせて修正されたということです。 どんな路線なのか、「第一号図」をもとにみてみましょう。 青い線が地下鉄路線、「高速鉄道線」と言われていました。 当時の主要な交通手段だった国営の鉄道路線「省線」が赤い線で、路面電車が黒い線で記されています。赤い円形の路線はいまの山手線です。 地下鉄路線は放射状に伸び
宇都宮市と隣の芳賀町を結ぶLRT=次世代型路面電車が開業しました。新しい路面電車の開業は国内では75年ぶりです。少子高齢化や中心市街地の空洞化が進む宇都宮市は、LRTを軸としたまちづくりで都市の再生を目指そうとしています。整備の狙い、採算や今後の計画、さらに課題などについて専門家の見方とあわせて詳しくまとめました。 LRT=次世代型路面電車は、宇都宮市などが構想から30年をかけて導入するもので、JR宇都宮駅の東口と隣接する芳賀町の工業団地の、14.6キロの区間を結びます。すべての線路を新しく建設したLRTは全国で初めてで、新しい路面電車の開業は国内で75年ぶりです。 LRTの利点は LRTとは、英語の「Light Rail Transit」の略称です。従来の路面電車よりも床が低く、振動や騒音を抑えた新しいタイプの公共交通システムです。バリアフリーで定時制にすぐれているとされています。 バス
アイリスオーヤマ 採用・人事担当者に聞く マスクからロボットまで 変化の時代にチャンスをつかむためには?
関西電力は28日、7月に再稼働させた高浜原発1号機(福井県高浜町)で最終検査を終え、営業運転に移行させたと発表した。1号機は昭和49年の営業運転開始から48年が経過し、国内で最も古い。 関電は7月28日、原子炉を起動し、平成23年以来12年ぶりに稼働させた。翌29日に核分裂が安定して続く「臨界」に到達、8月2日には発送電を開始した。原子炉の出力を徐々に上げてフル稼働の状態に到達し、同28日に各設備の運転状態や蒸気タービンの回転数などの値に異常がないことを確認した。 高浜1号機は関電美浜3号機(同県美浜町)に続く国内2基目の40年超運転となる。岸田政権が昨年原発の最大限活用を打ち出してから初めて新たに再稼働した原発になった。 9月中旬には、運転開始から47年となる高浜2号機も再稼働する予定。廃炉中を除いた関電の全原発7基が運転することになる。
厚生労働省は、おととし行った所得格差の調査結果を発表し、公的年金などを除いた世帯間の所得の格差は過去最大だった平成26年の調査に次ぐ水準であることがわかりました。 厚生労働省は、公的年金などの社会保障や税による再分配で所得の格差がどの程度改善されているのか明らかにするため、おおむね3年に1度「所得再分配調査」を行っています。 おととし令和3年は7月から8月にかけて調査を行い、全国のおよそ3300世帯から回答を得ました。 その結果、世帯間の所得の格差を表す「ジニ係数」と呼ばれる指標は0.5700でした。 「ジニ係数」は「0」から「1」までの間で表され「1」に近づくほど所得格差が大きいことを示すもので、格差が過去最大だった平成26年の0.5704に次ぐ水準となりました。 一方、公的年金などの社会保障や税による再分配をしたあとの「ジニ係数」は0.3813となり、再分配により格差が33.1%改善さ
元経済誌編集長、パーキンソン病と闘う 『会社四季報』『週刊東洋経済』編集長を歴任し、『ダイヤモンド・オンライン』編集長も務めた著者が、60歳でパーキンソン病と共に生きるようになった日々を綴ります。 バックナンバー一覧 『会社四季報』『週刊東洋経済』編集長、そして『ダイヤモンド・オンライン』編集長を歴任した著者が、60歳からパーキンソン病と共に生きるようになった日々を赤裸々に告白。連載第3回は、病気や障害の当事者が本当に必要としている「バリアフリー」を考える。(ジャーナリスト 原 英次郎) 孫がトイレの前で転んだワケ 「病気になって初めて分かることがある」とは、よく言われることだ。俺は今、体が不自由になってこの言葉をかみしめている。結論から言えば、難病者に対して人々は思いのほか優しい。一方、街は冷たい。 俺がパーキンソン病を発病してから7年になるが、人間から不快な思いをしたのは、わずか2度だ
「ハンチバック」で鮮烈なデビューを飾った市川氏と、同氏が執筆にあたり大きな影響を受けたと語る『凜として灯る』の著者・荒井氏による、社会の「健常者優位主義マチズモ」をめぐる対話。 プロフィール荒井裕樹 あらい・ゆうき●1980年生まれ。二松学舎大学文学部准教授。専門は障害者文化論、日本近現代文学。著書に『差別されてる自覚はあるか――横田弘と青い芝の会「行動綱領」』『障害者差別を問いなおす』『まとまらない言葉を生きる』『凜として灯る』等。 市川沙央 いちかわ・さおう●1979年生まれ。早稲田大学人間科学部eスクール人間環境科学科卒業。筋疾患先天性ミオパチーによる症候性側彎症および人工呼吸器使用・電動車椅子当事者。今年、「ハンチバック」で文學界新人賞受賞。 市川沙央→荒井裕樹荒井裕樹さま この度は、往復書簡の申し込みにお応えくださったこと、心から感謝いたします。市川沙央と申します。『ハンチバック
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