イスラエル雇用省の調査によると、10月7日のハマスとの軍事衝突から10月31日までに、4万6,004人の労働者が失業、または解雇されたことが分かった。また、予備役への招集やガザ地区の周辺地域からの避難、子供の世話などで約76万人の労働者が働くことができないという。 10月13日に発足した戦争内閣は11月1日、民間業者の協力を得て外国から5,000人の農業労働者を受け入れる案を承認した(「グローブス」紙11月1日)。軍事衝突以降、7,800人の外国人農業労働者が国外に流出したことに加え、ガザ地区出身のパレスチナ人労働者の雇用を停止したことにより、イスラエル南部の農業部門で労働力が不足していた。 中央統計局は11月1日、イスラエル国内のビジネス状況に関するアンケート調査結果を公表した(注)。それによると、10月7日以前と比べて雇用が8割以上減少したと回答した企業は37%だった。地域・都市別でみ