休校がカギを握るインフルエンザとの違い[ロンドン発]新型コロナウイルスの感染が欧州で収束に向かう中、都市封鎖の解除に伴ってイギリスでは6月1日に学校を再開するかどうかが大きな争点になってきました。 日本では緊急事態宣言が解除された一部地域で18日、学校が再開され、子供たちの歓声が教室や校庭に戻ってきました。 欧州やアメリカで新型コロナウイルスに感染した子供たちの間に全身の血管に炎症が起きていろいろな症状が出る「川崎病」に似た症例が相次いでいます。 子供の致死率は他の年齢に比べ極端に少ないとは言うものの、生命の重みは「数」で計ることはできません。 学校を再開しても子供は大丈夫なのか、子供から親、ハイリスクグループの祖父母へと感染が広がらないのか、不安は残ります。 インフルエンザでは子供から感染が広がるため、休校が感染防止のカギを握ります。 2009年の新型インフルエンザ・パンデミックでは厚生