紀伊国屋書店のシンガポール本店アジア地域でのネット通販事業について記者発表した紀伊国屋書店の高井昌史社長(中央)ら=東京都新宿区、赤田康和撮影 【赤田康和】紀伊国屋書店は6日、官民ファンドの産業革新機構と共に最大20億円を出資して、シンガポールやマレーシア、タイなどで書籍や文具などのインターネット通販事業を来年から順次始めると発表した。米アマゾンの本格進出前のシェア確保を狙う。 「長年の現地での経験を生かし、先手を打つ。これで負けたら紀伊国屋にも日本にも将来はない」。高井昌史社長は会見でアマゾンとの競争について、こう言い切った。 今年4月に設立した新会社が出資の受け皿になり、英語、日本語、中国語、現地語などの書籍やキャラクター商品のほか、電子書籍も販売する計画だ。 続きを読む関連記事大賞に「哲学の起源」2/17〈BCN〉アマゾンジャパン、コジマやPCデポなどで電子書籍リーダー「Kin