【速報!】本屋大賞受賞、宮下奈都さんに聞く『羊と鋼の森』創作秘話 全国の書店員が「最も売りたい本」を選ぶ「本屋大賞」。4月12日に「2016年本屋大賞」が発表され、作家・宮下奈都さんの『羊と鋼の森』がその栄冠に輝きました!本作は、登場人物の心情を丁寧に描写し、多くの人の共感を呼んでいます。今回は、そんな宮下さんに、同作の創作秘話をお聞きしました。 受賞作『羊と鋼の森』あらすじ 受賞作『羊と鋼の森(ひつじとはがねのもり)』(文藝春秋刊)は、ピアノの調律に魅せられた1人の青年と、彼を取り巻く人々の日常を描く物語。北海道の美しい自然を舞台に、主人公・外村(とむら)が、調律師として研鑽の日々を送るなかで出会った先輩や顧客との交流を静謐な筆致で綴っている。外村が担当した双子の姉妹、和音(かずね)と由仁(ゆに)の挫折と成長の物語や、登場するシーンは多くはないが、外村が調律の世界を目指すきっかけとなった