伊丹市立図書館ことば蔵(宮ノ前)が、先進的な活動を行う図書館などを表彰する「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」の優秀賞に、県内で初めて選ばれた。架空の本のタイトルを募ったり、本を通した婚活を行ったりと、市民のアイデアを採り入れたユニークなイベントが評価された。(藤本幸大) この表彰制度は2006年、学識経験者らでつくるNPO法人「知的資源イニシアティブ」(東京)が創設。今年は同館など4施設が優秀賞に選ばれ、うち1施設が11月の選考会で大賞に決まる。 同館は「公園のような図書館」を目指し、12年7月に開館。同市在住の芥川賞作家・宮本輝さんと田辺聖子さんの作品紹介コーナーや、交流フロアなどがある。 毎月、予約なしに市民が自由に参加できる「交流フロア運営会議」を開催。中学生から主婦、お年寄りまで多くの人たちが意見を出し合い、職員らと様々なイベントを企画してきた。 昨年実施した架空の本の「タイトルだ