寺地はるなさんの『月のぶどう』を読んだ。 実家である天瀬ワイナリーを営み発展させてきた母が、突然倒れ、かえらぬ人となった。 優秀で美しい母を目指して生きてきた双子の姉・光実(みつみ)と、二十六歳になっても逃げることばかり考えている弟・歩(あゆむ)は、自分たちを支えてくれていた母を失い、家業を継ぐ決意をする。 読み終えた後、温かい気持ちとともに私ももう少し頑張ろうかなって素直に思えた。 相手が近しい間柄であればあるほど、相手のことを知ったような気になってしまうけれど実は案外見えていない。わかってはいるけれど、この本を読んでいるとそれが痛いほど伝わってきてちょっぴり切ない。 周りと比較してしまうこと、思うように事が進まないこと、なんだかわからないけど気分が晴れないこと、毎日色々ある。本当に色々ある。でも、なんとなくでも良いから進んで行こうかなと背中を押してもらえるような本だった。 ワイン醸造に
詩人の谷川俊太郎さん(85)と作家・写真家の片岡義男さん(77)が、既刊作品のほぼ全てを電子化することを決めた。朗読や書き下ろしなどの「特典」もつき、価格も安い。電子書籍市場になぜ本格参入するのか、2人に聞いた。 「紙の全集、重たくて大げさ」 谷川さん 「生理的に紙の本の全集が持つ、重たくて大げさなのが嫌い。本棚の一角を占拠して傲慢(ごうまん)な感じがする。詩はもっと軽い気持ちで楽しんでもらいたい」 谷川さんは電子化に踏み切った理由をこう話す。 選集などを除いた単行詩集約65冊のうち、電子書籍化したのはデビュー作『二十億光年の孤独』(1952年)から『こころ』(2013年)まで61冊。版元は約30社に及ぶが、岩波書店が各社の了承を得て54巻にまとめて電子化し、1巻あたり数百円前後で配信している。 国内外で詩の朗読をし、自らを「芸人」とも呼ぶ谷川さんの声も楽しめるのも特徴。同社の会議室で谷川
連載【ヒットメーカーに会ってみた!】 記念すべき第1回目のゲストは、編集者の黒川精一さん。 2013年に『医者に殺されない47の心得』、2014年に『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』で2年連続のミリオンセラーを出され、2016年にも『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』がミリオンセラーとなっている、生きる伝説の編集者、黒川精一さんにお話を聞きに行きました。 ——ここからは、制作秘話—— いちばんはじめに、このインタビューを申し込んだときにいただいたお返事は、「やるなら本気のものを。長時間、徹底的にやってほしい」というひと言でした。 ふだんはこういうインタビューはほとんど受けないという黒川さんの「決定版」のインタビューにするべく、ICレコーダーだけを握りしめて、単身、丸腰で乗り込みました。 数時間におよぶインタビューの結果、「これ、みんなに知らせずに、ひ
iPhoneが登場して10年が経ち、スマートフォンは携帯電話に取って代わった。コミュニケーション以外のさまざまなこと、たとえば写真やビデオの撮影、タクシー配車、健康管理などをスマートフォンで行うのが当たり前になっている。その結果として、スマートフォンが手元で稼働し続けていなければならず、われわれが気遣わなければならないことも増えた。 通信量の上限が決められているのであれば、毎月月末まで、その通信量を使い切らないように管理する必要がある。そしてバッテリーは、少なくともわれわれが起きて活動している時間帯は、残量を管理し、端末が使える状態にしておかなければならない。 デバイスの性能や価値を左右する 2016年のニュースを振り返ると、バッテリーはしばしば、その中心にあった。 サムスン電子「GALAXY Note 7」はバッテリーから発火する事故が相次ぎ、端末は販売停止となった。また、アップルの新型
全国から注目を集める岩手県盛岡市のこだわり書店、さわや書店で数々のベストセラーを店頭から作り出す書店員、松本大介氏が日々の書店業務を通して見えてくる“今”を読み解く! ◆さわや書店ホームページ開設されました! http://books-sawaya.co.jp/ ◆さわや書店フェザン店ツイッター https://twitter.com/SAWAYA_fezan 本だけ売っていては駄目? 「書店の複合化が進んでいる」と業界では言われている。 本だけ売っていては駄目だという意見が大勢をしめる。事実、1996年をピークに書籍の推定販売額は右肩下がりだ。本は利益率がとても低い。1000円の本が売れたとして、本屋には200円ほどの粗利が入る。だがそこから家賃、光熱費、人件費などの諸経費を引いていくと、せいぜい数十円ほどの純利益が残ればいいほうだ。 いま「本屋」という言葉を聞いて、頭に浮かぶイメージは
朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」を楽しみに見ています。 昭和の男尊女卑がバリバリあっただろう時代を、現代の女性たちでもある程度納得のいくような感じに、好感度を維持するような感じで上手に作られていると思います。 今週も「女の一生」という地雷めいたものがありましたが、その地雷を踏むことなく、うまいこと今の感覚で納得できるような感じに着地しそうです(まだ今週の分、何話か見てない)。 前回のドラマはとと姉ちゃん。あまり好きではありませんでした。 わたしにとってはセピア色の思い出の中にある「暮しの手帖」という古い雑誌の話ですし、戦後の話って復興で盛り上がって、食べることから衣服から興味深いことが多いので、ないところから何かを作り出すという、わたしの好きなテーマが盛りだくさんだったのですが、なんでしょう。あまり好きにはなれませんでした。登場人物一人一人は好きな役者さんだったのですが。うーん。とと姉ち
お前らこういうの好きなんだろ? みたいに思われている気がして 何が言いたいかと言うと衛府の七忍を読んだ c_shiika マキエさんがスターシステムだって言われるまで気づかなかった(波よ聞いてくれ読んでる) ブラックジャックとかアトムとか百鬼丸(百鬼丸先生はちょっとあれウッってなった)が中堅~主役で出ることはないんだよな~ 出てもモブなんだよな~ 手塚(呼び捨て)はやっぱりそこんとこ分かってるよ (波よ聞いてくれは読んでない) あだち充はキャラどころか「あれ?この展開、前もなかったけ?」ってなるから・・・ というかあだちキャラは「物語の上では完全な別人」として扱ってほしいんじゃないか? wow64 あだち充のMIXはタッチと世界が繋がってるぞ。 そうなんだ・・・ご指摘ありがとう 「あれ?この展開、前もなかったけ?」(つまり「またそれか・・・」)ってなるからあんまり読んでないんだよね・・・
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