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第14回 本屋の複合化|冷やかな頭と熱した舌|松本 大介|webちくま(1/2)
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第14回 本屋の複合化|冷やかな頭と熱した舌|松本 大介|webちくま(1/2)
全国から注目を集める岩手県盛岡市のこだわり書店、さわや書店で数々のベストセラーを店頭から作り出す... 全国から注目を集める岩手県盛岡市のこだわり書店、さわや書店で数々のベストセラーを店頭から作り出す書店員、松本大介氏が日々の書店業務を通して見えてくる“今”を読み解く! ◆さわや書店ホームページ開設されました! http://books-sawaya.co.jp/ ◆さわや書店フェザン店ツイッター https://twitter.com/SAWAYA_fezan 本だけ売っていては駄目? 「書店の複合化が進んでいる」と業界では言われている。 本だけ売っていては駄目だという意見が大勢をしめる。事実、1996年をピークに書籍の推定販売額は右肩下がりだ。本は利益率がとても低い。1000円の本が売れたとして、本屋には200円ほどの粗利が入る。だがそこから家賃、光熱費、人件費などの諸経費を引いていくと、せいぜい数十円ほどの純利益が残ればいいほうだ。 いま「本屋」という言葉を聞いて、頭に浮かぶイメージは