先日、用事があって日本図書館協会を訪ねてきました。地下鉄の茅場町駅から歩いていったんですが、日本図書館協会のすぐ近くに古本屋さんがありました。酒井古書店。 入り口を入ると、正面奥がレジ。店内左右の壁は天井までの背の高い本棚になっていて、店の中央にも本棚が並んでいます。そして、どの棚にも、天井から床まで文庫がぎっしり。単行本や雑誌もわずかにありますが、ざっと見たところ店内の8割方が文庫と新書でした。文庫に力を入れる古本屋さん自体は珍しくありませんが、ここまで徹底しているお店はそんなにはありませんからね。 後で調べたら、お店のサイトには「文庫・新書専門の古本屋」とありました。なるほどなあ。神保町の文庫川村以外に、文庫・新書専門をうたう古本屋さんがあり、しかも、神保町や中央線沿線のような街ならともかく、仕事で訪れた街中でこんなふうに偶然行き会わせるとは、ちょっと意外で、うれしくなってしまいました