本書は、「ベストセラー小説に普遍的な法則は存在するのか?」という問いかけを、独自の判定モデルをつくりあげ検証した著者らによる一冊である。小説がヒットするかどうかは時の運という人も多いし、実際運が関与しない事象などこの世に存在しないともいえる。そうなってくると次に出てくる問いかけは運の割合はどの程度のものか? である。本書はそれを分析してみせる。 手法のひとつを簡単に説明すれば、まず小説の特徴を抽出するアルゴリズムを用いて評価したい本の各特徴を分類/定量化する。その後、ベストセラーと非ベストセラーを大量に読み込ませ、機械学習を用いてベストセラーの特徴を学んだアルゴリズムに、抽出した特徴を投入することでベストセラーになるかどうかを80パーセントの確率で判定することができる。これで分析できるのはどのトピックが売上に関連しているのかだが、本書はその他にもプロット、キャラクタ、テーマ、そのらがどの程
なぜ、本を読むのか? Why do we need to read books なぜ、本を読むのか?本書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれた本の中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の
宝くじで1億円当たった人の末路 1,400円(税別) 2017/3/24 発売 著者:鈴木 信行 出版社:日経BP社 ISBN:978-4-8222-3692-2 このたびは、書籍『宝くじで1億円当たった人の末路』に興味を持っていただき、ありがとうございます。 書籍の内容をより深く知っていただくためのページを作りました。 タイトルから誤解されがちなのですが、本書は「人生でしくじった方」を見て、みんなで笑うのが主目的ではありません(それは副目的です)。 一番の目的は、皆さんに元気を出してもらうこと。皆さんはこんなお悩みはありませんか? 「この先の人生が不安で仕方がない」「他人のことばかり気になる」「『何か面白いことはないか』が心の口癖」「春なのに気分がどんより」――。 そんな方にお薦めしたい本です(本当です、信じてください)。末路本とは何か、楽しんでご覧下さい。
20位までの結果はこちらをご覧ください。 ■大江健三郎全小説 発表以来一度も書籍化されたことのなかった「政治少年死す」を含む入手困難な小説群を収録、さらに詳しい解説を付した全集決定版。 1957年に大学生として瞠目のデビューを果たして以来60年、その革新的なテーマと文体で常に現代日本文学の最前線を走ってきた大江健三郎。 青年の苦悩、政治と性、共生、神なき祈り、魂の救済──ノーベル文学賞作家の文学の全貌を、わかりやすい解説を付して編集した全集決定版! 大江健三郎(おおえ・けんざぶろう) 1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科卒業。大学在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。同様に在学中の'58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、'64年『個人的な体験』で新潮文学賞、'67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、'73年『洪水
行財政専門情報サービス 全国の新聞社43社と共同通信社が提供する行財政ニュースサービスです。中央省庁や多くの自治体でご利用いただいています。 講談社(東京都文京区)は24日、来年7月から大江健三郎さん(82)の全集「大江健三郎全小説」全15巻の刊行を始めると発表した。1961年に文芸誌に掲載された後、右翼団体からの抗議を受け、事実上“禁断の作品”となっていた「政治少年死す」が初めて書籍化されるほか、入手困難な約10編の中短編も収録する。 57年、東京大在学中の22歳でデビューしてから60年。日本の現代文学の最前線を走り続けてきたノーベル文学賞作家のほとんど全ての小説が収められ、その全貌を知ることができる。 「政治少年死す」は、文芸誌「文学界」(文芸春秋)の61年2月号に掲載された。
かつて勤めていた書店から学術書など392冊を1日で盗み出したとして、神奈川県警戸塚署は24日、横須賀市久比里2丁目、アパート経営斉藤美佳容疑者(29)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。「やっていません」と容疑を否認しているという。 署によると、斉藤容疑者は昨年11月25日朝、横浜市戸塚区戸塚町の商業施設「戸塚モディ」内の書店に開店前に従業員通路から侵入し、計290万円相当の本を盗んだ疑いがある。学術書など高額な書籍が多かったという。 斉藤容疑者は台車を使って本を別の階の人目につかない場所に移動させ、宅配業者を呼んで、自宅に運ばせたとされる。自宅から盗まれたとみられる本の一部が見つかり、署が裏付けを進めていた。 斉藤容疑者は昨年6月まで5年間、この書店で働いていたという。(佐藤栞)
あなたは毎年、何冊の本を読んでいるのだろうか。もし読まなくなったとしたら、その理由に気づいているだろうか。筆者は、これまで年間読書数が5冊程度だったが、いまでは100冊読むほどだという。本記事では、習慣的に本を読む生活に変わる8つのポイントが明かされる。 あなたは、本をどのくらい読んでいるだろうか? 私はといえば、大人になってからというもの、年にせいぜい5冊程度しか読んでこなかった。長い休暇のときに2冊ほど、あとはベッドのサイドテーブルに置いた数冊を、何ヵ月もかけて少しずつ読む程度だった。 しかし、昨年は自分でも驚いたことに、50冊読んだ。今年は、いまのペースなら100冊はいけそうだ。生活のあらゆる面でこれまでになくクリエイティブに生きていると感じる。自分がより興味深い人物になったと思え、より良い父親になったと感じ、書く文章量も劇的に増えた。読書のペースが速くなったことが、さまざまな分野で
野崎昭弘『逆説論理学』 名和小太郎『サイバースペースの著作権 知的財産は守れるのか』 北岡正三郎『物語 食の文化 美味い話、味な知識』 母は中学の数学教師で家には数学関連の新書が並んでいた。無味乾燥な数学書には全く読む気をそそられなかったが、『逆説論理学』だけは別格だった。「世界最小の電子計算機」や「無限の部屋を持つホテル」といった反常識的コンセプトとその論証は、屁理屈をこねては叱られていた小学五年生を魅了し、論理の力で堅牢な世界をぐにゃぐにゃと作り変えることの愉悦を教えてくれた。今のふざけた私があるのはこの本のおかげである。今年新装版で出た同じ著者の『詭弁論理学』も面白いが、こちらの方が個人的には印象深い。 ちょこちょこと著作権の勉強をしていた大学院生の頃に出会った『サイバースペースの著作権』は、説教くさいそれまでの著作権書と一線を画した異彩を放っていた。エンジニア出身の法学者である著者
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