今回のゲストは編集者の江口晋太朗さん。一口に編集者といっても、江口さんの活動は実に多岐にわたる。インターネットメディアである『WIRED』や『CNET』などで、スタートアップやテクノロジーをテーマにした取材活動を軸にしつつ、オープンガバメントを推進する活動も手掛けている。江口さんが言う「編集者」とは「紙やメディアを編集する人」ではなく、「情報や人を繋ぎ合わせて新しく何かを生み出し、人々が活躍できる場を作ったり社会を前進させる取り組みを行ったりする」こと。「編集者」という肩書に込められた思いを聞いた。 今宵のつどいに指定された場所は、喫茶店「らんぶる」。黄色のレトロな看板が目印で、急で狭い階段を下りると、入口からは想像できないほどの広々とした空間が広がる。クラシック音楽が流れるレトロな雰囲気は、まさに「昭和」。「デジタルやテクノロジーといった最新の情報や出来事を扱うことが多いので、ふとした時