日本酒を手掛ける酒蔵は、国内に1,500軒以上。それぞれが、多彩な個性をもつ銘柄を手掛けている。 そんな数ある日本酒との出会いをサポートしているのが、「小さな酒蔵応援団」を名乗る地酒専門店「革命君」(東京都・小岩)だ。店主の齋藤哲雄さんは、日本各地の銘酒を発掘してきた、日本酒好きの間では知る人ぞ知る存在。胸に秘めた日本酒への熱い思いにおいて、業界内で右に出るものはいない。 今回は、齋藤さんを和食居酒屋「魚たも(うおたも)」にお誘いして、「革命君」のお酒も卸している同店で、おすすめの日本酒について聞いてみた。 ▲地酒専門店「革命君」 店主・齋藤哲雄さん 齋藤さんが首都圏に最初に紹介して、一躍注目された日本酒たち ──齋藤さんと言えば、今や人気が高すぎて入手困難な「射美(いび)」(杉原酒造/岐阜県)の存在を広めたことで有名です。一時は廃業寸前だった蔵に、何度も足を運ばれたそうですね。 「『射美