秋の本の祭典「福岡ブックオカ2018」で、「書店員ナイトin福岡[拡大版]」(11月18日開催)があった。拡大版にふさわしく、「文庫X」を仕掛けたさわや書店の田口幹人さんに、大手出版取次の古幡瑞穂さん、Web本棚サービスを展開するブクログの大矢靖之さんというユニークな顔ぶれの鼎談。3人の対話を通じて見えてきた、これからの時代を見据えた「本屋のかたち」とは――。 今の読者、これまでの読者ではなく、「これからの読者」をどう作るか 古幡瑞穂(以下、古幡):日本出版販売の古幡と申します。入社した当時は紀伊國屋書店の卸の担当、その後、楽天に出向して「楽天ブックス」の立ち上げにかかわりました。現在は日販に戻り、マーケティングと広報の仕事を兼務しています。本屋大賞も立ち上げの頃から関わってきました。 大矢靖之(以下、大矢):株式会社ブクログの大矢です。ブクログはWeb上に自分の好きな本棚を作れるサービス
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