注目デバイスの活用で組み込み開発の幅を広げることが狙いの本連載。第20回は、筆者が独断と妄想に駆られて作ってみたFPGAで制御するミュージックシーケンサーを紹介する。 はじめに 本連載は、古今東西面白いデバイスを筆者の嗅覚で探し出し実際の製作や実験を交えながら対象デバイスを深堀りすることがテーマです。今回は筆者がただただ独断と妄想に駆られて作ってみたものになりますが、FPGAで制御するミュージックシーケンサーを紹介したいと思います。 音楽と組み込みというとちょっと縁遠い関係に見えるかもしれませんが、音楽を奏でる楽器は最も古い精密機器の一つです。現在まで使われている絶対12音階は、既にバッハの時代からあったのでしょうか。それを楽器として実現するには、それなりの数学的知識も必要ですし、経年変化しない素材の選択や加工なども含めて、当時としてはハイテクの粋を結集した工芸品であったことは想像に難くあ
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