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2009年8月28日のブックマーク (1件)

  • 設計された旅「パタゴニア」

    モレスキンをこよなく愛した旅人が書いた紀行文。著者チャトウィンは、こんなセリフを遺している。 Losing my passport was the least of my worries; losing a notebook was a catastrophe. 彼にとっての「ノート」とは、モレスキン。モレスキンを無くすくらいなら、パスポートのほうがマシなんだろうね。これは、モレスキンのキャッチコピーでもあるそうな。 チャトウィンは歩く旅人でもあった。「パタゴニア」には何度も歩く場面が出てくる。ヒッチハイクしようにも、だいたい車がないのだ。曰く、「僕の神様は歩く人の神様なんです。たっぷりと歩いたら、たぶんほかの神様は必要ないでしょう」。歩いた先で出会う人や会話との間に、歩いた場所でかつて起きた歴史を積み重ねるようにしてつむがれる。 たとえば、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの後日談。

    設計された旅「パタゴニア」