ブックマーク / gendai.media (308)

  • 阿波おどり「4億円超の大赤字」に地元の不満が噴出!(小川 匡則) @gendai_biz

    開催まであとわずか、だが… 徳島の夏の風物詩である阿波おどりが、主催者である徳島新聞の杜撰な運営によって、実に4億3000万円にものぼる巨額の赤字を積み上げているーー「週刊現代」6月3日号で、阿波おどりの運営に関する疑惑(「この夏、『阿波おどり』に中止の危機〜徳島の地元財界は大騒ぎ!」http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51853)が報じられて、およそ2ヵ月が過ぎた。8月12日の開幕まで、残り2週間を切っているなか、なにか状況に変化はあったのだろうか。 近年、問題となっているのが、徳島新聞による阿波おどりの「チケット買い占め」である。まず、徳島新聞とともに阿波おどりの運営にかかわっている、徳島市観光協会幹部に解説してもらおう。 「徳島新聞は近年、人気席を中心に毎年2〜3万枚のチケットを確保しています。そのため、一般発売が始まっても販売直後に売り切れてしま

    阿波おどり「4億円超の大赤字」に地元の不満が噴出!(小川 匡則) @gendai_biz
  • 地方への移住者が苦悶する「ゴミが出せない」という大問題(佐々木 俊尚) @gendai_biz

    東京・長野・福井と多拠点生活を送っているジャーナリストの佐々木俊尚氏。地方の生活を楽しみながらも、「住んでいる地域でゴミが捨てられない」という問題にも直面した。この問題は些細なことかもしれないが、人口減少が避けられない日の地方創生を考える上で、大きな問題がはらんでいるという——。 20代の25%近くが「地方移住に興味アリ」 地方移住が盛り上がっている。政府の国土交通白書(2017年度)では、三大都市圏に住む20代の若者の24.8%が、地方移住に関心があるという調査結果も明らかにされた。都市部は住民同士のつながりが薄く、頼れる人がいないからではと分析されて、「冷たい都市から温もりのある地方へ」という願望があるようだ。 この流れはとても良いことで、今後も加速してくだろうと思う。ただ一点だけ、気になることがある。それは「地方に住む」ということがどういうことなのかを、事前に認識していない人がけっ

    地方への移住者が苦悶する「ゴミが出せない」という大問題(佐々木 俊尚) @gendai_biz
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    filinion 2018/08/10
    私も田舎者だけど、アパートのごみステーションを使ってて、町内会とか入ってない。よほどの山間僻地でなければ、そういう集合住宅があるのでは…? いくら「多拠点生活」だからって一軒家借りなくても…。
  • なぜ炎上?HIKAKINが飼い始めた人気猫種の、知られざる悲しみ(友森 玲子)

    人気YouTuberのHIKAKIN(以下、ヒカキン)が仔を家族に迎えたことがネット上で話題になった。かわいい効果で再生回数は通常の8倍にもなり、話題を集めたが、一部からは「影響力のある人なのだからこそ、ペットショップで購入せずに、保護を選択してほしかった」という意見も多く集まり、賛否両論を呼んでいる。 「保護」と簡単にいっても預かるためには様々な条件が必要なため、詳しい状況も知らずにヒカキンを叩くのは気の毒とも言える。また、ペットショップについては、ヒカキンに非があるわけではなく、別の問題をはらんでいるのは事実だ(こちらはまた別の機会にまとめたいと思う)。 上記以外にも、ヒカキンが飼い始めたの“スコティッシュフォールド”という品種を心配するコメントも多かった。実はこの人気種は、世界中で問題視されているのだ。そこで今回は、動物保護とペット問題に詳しい一般社団法人ランコントレ・ミ

    なぜ炎上?HIKAKINが飼い始めた人気猫種の、知られざる悲しみ(友森 玲子)
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    filinion 2018/08/03
    愛玩動物であっても、品種改良はその動物自身の生を幸福にする方向に行われて欲しい、と思う。
  • AIが「人間より正しい判断ができる」という思想、やめませんか?(西垣 通,千葉 雅也) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    では、一般に「AI」という言葉は「人間の暮らしを便利にし、ビジネスを効率化する人工知能技術」という程度の意味で使われている。だが欧米の最先端の技術者、思想家には、「AIが神にも等しい存在になる」と考える向きも決して少なくない。 「AIの可能性と不可能性」を哲学の視点から語る、西垣通氏(東京経済大学教授、情報学)と千葉雅也氏(立命館大学准教授、哲学)の対談。最終回は、「AIは、人間を当に幸せにするのか?」という問題を考える。 テクノロジーと宗教の深い関係 西垣:形而上学というのは、「物自体」というものを人間は扱える、認識できる、さらに推論によってその性を把握できるというような、古い考え方ーー今でもそういうことを考えている人はいっぱいいるんだけどーーなんですね。カーツワイルのようなAI学者も同じで、世界というものは必ず論理的秩序をもって構成されているんだ、という信仰が非常に強くある。

    AIが「人間より正しい判断ができる」という思想、やめませんか?(西垣 通,千葉 雅也) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
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    filinion 2018/07/21
    まあ…「宇宙は偶然の産物」「人間は分子機械」「個人の感想よりエビデンス」等の主張を受け入れられない人間中心論の人が「AIは人間を超えない!」と言ってる、と。むしろそっちの方が宗教っぽいな。現代の天動説。
  • AIが絶対に人間を超えられない「根本的な理由」を知ってますか(西垣 通,千葉 雅也) @gendai_biz

    AIが人間を超える知性をもつ、AIで多くの人の仕事が奪われるーーそんな議論が盛んになって数年。空前の「AIブーム」は、どんな結末を迎えるのか? 一部の人が夢見る「シンギュラリティ」はやってくるのか? こうしたAI議論の過熱に「待った」をかけるのは、『AI原論』を著した元エンジニアで情報学者の西垣通氏だ。今回、日でもっとも注目される哲学者のひとり、立命館大学准教授の千葉雅也氏と西垣氏の対談が実現。第一部に続き、AIが「知性」たり得るか否かについて、議論は白熱してゆく…。 AIを「知っている」のか? 西垣:最近流行っている深層学習のニューラルネットワークという考え方は、実は1950年代や60年代からありました。自己符号化1というやり方を使って現在の深層学習は行われているんですが、そのアイディアももう80年代からあって、そんなに新しいものじゃないんです。 当時はものすごく計算時間がかかるか

    AIが絶対に人間を超えられない「根本的な理由」を知ってますか(西垣 通,千葉 雅也) @gendai_biz
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    filinion 2018/07/21
    全体に議論が雑過ぎてツッコみきれない。AIが人間のように「犬」をカテゴライズしないことが劣っている証拠なの? 人間だって、文化圏によって「魚」「虫」とかのカテゴリ分けが違うよね?
  • オウム真理教が信者獲得に成功した「先進的なプロパガンダ」(辻田 真佐憲) @gendai_biz

    プロパガンダに長けたオウム真理教 オウム真理教は、写真、書籍、雑誌、音楽、アニメ、テレビ、ラジオ、インターネットなどあらゆるメディアを積極的に活用し、きわめて先進的なプロパガンダを繰り広げていた。そういうと驚かれるかもしれない。 だが、今日政治宣伝を意味するプロパガンダは、かつて布教を意味する言葉だった。この歴史に照らせば、省庁制を取り入れ、宗教国家さえ夢想したオウムほど、プロパガンダという言葉にふさわしい組織もないのである。 オウムの前では、巧みなプロパガンダで注目された過激派組織の「イスラム国」さえ、遅すぎたように思われる。 とはいえ、地下鉄サリン事件などから時間が経ち、オウムについても記憶が徐々に薄らいでいる。ほかの新興宗教、政治団体、テロリストが模倣しないとも限らない。 そこで、麻原らへの死刑執行を機会に、あらためてそのプロパガンダの手法を振り返っておきたい。 「空中浮揚」をうまく

    オウム真理教が信者獲得に成功した「先進的なプロパガンダ」(辻田 真佐憲) @gendai_biz
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    filinion 2018/07/19
  • 「AIは人間を超える」なんて、本気で信じているんですか?(西垣 通,千葉 雅也) @gendai_biz

    AIが人間を超える知性をもつ、AIで多くの人の仕事が奪われるーーそんな議論が盛んになって数年。空前の「AIブーム」は、どんな結末を迎えるのか? 一部の人が夢見る「シンギュラリティ」はやってくるのか? こうした過熱に「待った」をかけるのは、情報学者の西垣通氏だ。元エンジニアでコンピュータに精通した氏は、なぜ「AIは人間を超えない」と考えるのか。そこにはカンタン・メイヤスー、マルクス・ガブリエルなど気鋭の哲学者が提唱する、最先端の哲学が関係していた。 今回、メイヤスーの主著『有限性の後で』の翻訳でも知られる、哲学者・立命館大学准教授の千葉雅也氏と西垣氏の対談が実現。科学者さえ気づいていない「AIの限界」を存分に語り尽くす。 AIブームは、これで3回目 千葉:西垣先生の新著『AI原論』では、「思弁的実在論」と銘打って、僕も訳者の一人であるメイヤスー1の『有限性の後で』というを、かなり大々的に議

    「AIは人間を超える」なんて、本気で信じているんですか?(西垣 通,千葉 雅也) @gendai_biz
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    filinion 2018/07/18
    古典的なAI批判だ…。「人間は論理処理だけではなく総合的な判断や直感を云々」直感だって情報処理の一種だし、人間の直感ではAlphaGoにも勝てない。「AIには身体性がない」遠からずロボットの身体を持つようになるよ。
  • 女性とも社会とも断絶する、米国のダークな非モテ「ミグタウ」の絶望(八田 真行) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    過激化し、犯罪に走る非モテ「インセル」がアメリカで問題になっているが、かの国には、よりダークな非モテ「ミグタウ」と呼ばれる人々もいる。女性への怨念をじくじくと培養し、社会とも関わらず、まるで既存の社会構造に対して静かにテロを仕掛けているようだ。「セラピーで顔は治らない」と絶望的な台詞を漏らす彼らの精神構造に迫った。「草系男子」など日文化からの影響も興味深い。 反フェミニズムの王国「マノスフィア」へようこそ 近年のアメリカでは、#MeToo運動が代表するようなフェミニズムの勃興がまずあり、それへのカウンターとして反フェミニズムの動きも活発化している。 フェミニズムの反対なので、メニズム(menism)という言い方もあるのだが、筆者の観測範囲では、メンズ・ライツ(男性の権利)運動、あるいはメンズ・ライツ・アクティヴィズムの略でMRAと呼ばれることが多いようだ。 議論は主にインターネット上の

    女性とも社会とも断絶する、米国のダークな非モテ「ミグタウ」の絶望(八田 真行) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
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    filinion 2018/07/18
    日本だと、自分が非モテである理由に「ブサメン」より「非コミュ」を挙げる人が多い気がするんだけど、向こうは顔の話ばかりなの、社会の特性を表していて興味深い。/草食系はいいけど女性を憎む必要ないだろ…。
  • 自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感(大前 治) @gendai_biz

    7月5日から8日にかけて西日各地が豪雨に襲われた。被害は甚大であり、避難指示と避難勧告は全国で約360万世帯・863万人に発令され、3,779ヵ所の避難所に約28,000人が避難をした(最大時の7月7日時点)。 救助や避難対応にあたった方々の懸命の努力には頭が下がる。その一方で、体育館などへの避難を余儀なくされた人々の生活環境は劣悪であり、個人の努力では解決が困難である。 そこには、海外の避難所の実態とは大きなギャップがあることをご存知だろうか。 災害多発列島・日において、何が求められているのか再考が必要である。 エアコン付き6人部屋、個別ベッドの避難所 自然災害時の避難生活の場所としては、床に毛布を敷いて大勢がひしめきあう体育館が思い浮かぶ。エアコンや間仕切りはないことが多い。 大規模災害のたびに報道される光景であるが、これを当然視してはいけない。海外の災害避難所と比べれば、日の避

    自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感(大前 治) @gendai_biz
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    filinion 2018/07/11
    東日本大震災の時、「仮設住宅の風呂に追い炊き機能が欲しい」と言った被災者と、「検討します」と答えた野田総理(当時)を、自称保守連中がどれほどバカにしたか。避難民を自分と同等の人間として扱う意識がない。
  • 凶悪犯罪続発!アメリカを蝕む「非モテの過激化」という大問題(八田 真行) @gendai_biz

    アメリカで、「インセル」と呼ばれる一部の「非モテ」が過激化し、テロ事件を起こして社会問題となっている。興味深いのは、そんな彼らのなかにはトランプ支持者が多いということ。彼らのコンプレックスに満ちたメンタルや、「インセル 」という集団の由来を注意深く探っていくと、トランプを生んだアメリカという国の一側面が浮かび上がってくる。 続発する非モテたちの犯罪 今年の4月、カナダ・トロントの路上で、レンタカーが通行人に突っ込み、10名を殺害して多くに重軽傷を負わせるという事件が起こった。死者の多くは女性だった。 この種の攻撃からは、どうしてもイスラム過激派によるテロを想起してしまうわけだが、犯人は25歳のアレック・ミナッシアンという白人男性で、イスラム教との接点はおろか前科すらない人間だった。 しかし驚くべきことに、彼はある種の過激思想によって突き動かされた、まごうことなきテロリストだったのである。問

    凶悪犯罪続発!アメリカを蝕む「非モテの過激化」という大問題(八田 真行) @gendai_biz
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    filinion 2018/07/01
    「お一人様」を米国ほど異端視しない本邦でも、女性を性器呼びする連中や、「恋愛工学」なるものを信奉する輩も少なくないわけで、残念ながら対岸の火事ではない。/メイドロボでも開発するしかないだろうなあ…。
  • 「潜伏キリシタン」世界遺産へ…日本人がしがちな誤解を解いておこう(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    大浦天主堂を建てたのは誰か? 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産への登録が決定された。 ニュース映像では、たびたび教会の映像が流れていた。大浦天主堂や黒島天主堂である。 見逃しそうなところだけれど、しかし考えてみると、奇妙な取り合わせである。 「潜伏キリシタン」はキリスト教徒であることを隠し、「潜伏」していたから(表面上は仏教徒であったから)潜伏(隠れ)キリシタンなのであって、その文化に「どこから見てもキリスト教の象徴」である教会は存在しないはずだ。 日独自の文化である潜伏キリシタンと、大浦天主堂は、来は直接関係がない。大浦天主堂は潜伏キリシタンが建てたものではない。 しかしニュース映像では、教会を映したいのだろう。日人が見たときに、あ、キリスト教徒の文化が登録されるのだ、とわかりやすい。 大浦天主堂は、フランス人が自分たちのために長崎に建てた教会堂である。 建てら

    「潜伏キリシタン」世界遺産へ…日本人がしがちな誤解を解いておこう(堀井 憲一郎) @gendai_biz
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    filinion 2018/07/01
    明治政府がキリスト教の容認を明言したことはなく、ただ諸外国がそう「誤解」するよう仕向けただけだと…。/世界遺産登録の可否に「クリスチャンはマジョリティ」という前提が反映されるのもどうなんだろうな。
  • 市場からグルコサミン関連のサプリが次々と消えているワケ(週刊現代) @gendai_biz

    テレビCMでもよく見かける「あのサプリ」。実はその一部が、ひっそりと、国の定める「機能性表示品」から外れていた。効果に疑義を突きつける論文も出ている。いつも飲んでいるあなた、必読です。 決定的な論文が出た 「いま、グルコサミン関連のサプリが次々と市場から消え、一部の商品からは『機能性表示品』の表示が消えています」(専門誌記者) サプリメント業界を揺るがす「事件」が起きている。昨年半ば以降、複数の企業が、「グルコサミン」関連のサプリについて、消費者庁に提出していた「機能性表示品」の届け出を、次々と撤回しているのだ。 つまり、「このサプリには効果がある」という「看板」を降ろしたのである。 グルコサミンと言えば、テレビCMや新聞広告でおなじみ。軟骨の減りを予防すると謳われており、ひざの痛みに悩む高齢者のあいだでは、最も売れているサプリと言っても過言ではない。 だが、そのグルコサミンのサプリ

    市場からグルコサミン関連のサプリが次々と消えているワケ(週刊現代) @gendai_biz
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    filinion 2018/06/28
    「効果があるなら医薬品になってる」というのは全くその通り。機能性食品なんてカテゴリ自体なくすべき。
  • 梅雨の風物詩「アジサイ」は、実は生物学的に謎だらけだった(青山 潤三) @gendai_biz

    意外といろんな仲間がいる 今年も梅雨番となりました。梅雨の花といえば、アジサイですよね。 私たち日人に身近な園芸植物のほとんどは外国からの導入種ですが、4月には、サクラ(ソメイヨシノ)が数少ない日原産の植物であることを紹介しました。アジサイもソメイヨシノと同じく、そうした稀有な例の一つです。 全国にはたくさんのアジサイ愛好家がいますし(そんなこと初めて聞いた、という読者もいるでしょうけれど、当に多いのです)、愛好家でなくともほとんどの人は、美しいアジサイを見ると、春から夏への季節の変化を実感するでしょう。アジサイの栽培法に関する書籍もたくさん出版されています。 しかし驚くべきことに、というか、これほど身近な存在であるにもかかわらず、生物学的な立場から見た「アジサイとはなにか」という疑問に応え得る先行文献は、ほとんど存在しません。 愛好家の中には、野山から野生のアジサイを採取し、自宅

    梅雨の風物詩「アジサイ」は、実は生物学的に謎だらけだった(青山 潤三) @gendai_biz
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    filinion 2018/06/17
    身近な園芸種にも、起源を辿ると色々な謎があると…。ロマンだなあ。
  • 日本政府はなぜ「移民政策ではない」という呪文を唱え続けるのか(望月 優大) @gendai_biz

    6月5日、政府の経済財政諮問会議で「骨太の方針2018(=経済財政運営と改革の基方針 2018)」の原案が公表された(以下、方針原案)。 深刻な人手不足への対応策として以前より各所で報じられていた「2019年度からの外国人労働力の受け入れ拡大」の方向性に関してもその概要が記されている。 注目すべきは、方針原案の中で二度にわたって「移民政策とは異なるものとして」、「移民政策とは異なるものであり」という意味深な但し書きが付されていることだ。 誰に聞かれたわけでもないのに、「これは移民政策ではない」と日政府自らあえてその言葉を否認してかかることの意味はどこにあるのか。歴史的な文脈を振り返りつつ考えてみた。 新しい在留資格案の何が新しいのか 方針原案は様々な論点を取り扱っており、今回の件に関する記述は第2章の4「新たな外国人材の受入」にまとめられている。 そこで記されている新在留資格案の内容は

    日本政府はなぜ「移民政策ではない」という呪文を唱え続けるのか(望月 優大) @gendai_biz
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    filinion 2018/06/16
    社会の多様性が増すのには賛成だが、政府・企業双方とも、異文化への敬意もなければ多文化共生社会を築く困難さへの覚悟もなく、「不都合になったら追い出せばいい」的発想しかないのを見ると未来が非常に心配。
  • いま「発達障害」という概念を強く疑わなければいけない理由(内藤 朝雄) @gendai_biz

    「日の学校から『いじめ自殺』がなくならない根理由」で福井県の中学校で起きてしまったいじめ自殺事件を分析した、いじめ研究の第一人者・内藤朝雄氏。 このケースでは調査報告書のなかに「発達障害」という語が19ヵ所みられ、大きなポイントとなっている。診断数が急増し発達障害ブームとも言える中、この概念をどう捉えればよいのか。 発達障害という枠組みには、どんなポジティブな側面があり、また問題点があるのか。批判的に考察しながら、新たな枠組みを提案したい。 前回の記事はこちら:いじめ研究の第一人者が問う、日の学校が染まる「全体主義」の核心 「発達障害」のストーリーとは? 現在の「発達障害」の第一人者たち、つまり「発達障害」に関して医学生や医師を指導し、著作や学会などで方針を導き啓蒙する精力的な指導者たちの、最大公約数的な基方針は次のようなものになっている。 (遺伝子の関与が大きく、神経生物学的な基

    いま「発達障害」という概念を強く疑わなければいけない理由(内藤 朝雄) @gendai_biz
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    filinion 2018/06/08
    いや…学校だって、限られた人員の中で、できる限り個に応じた教育をしているし、もっと人的資源があればより子どもに寄り添った教育ができると思うのだが。でも、この人は学校の人員を増やすの反対しそうだなあ…。
  • 2050年まで日本は持つのか?AIが示す「破綻と存続のシナリオ」(広井 良典) @gendai_biz

    AI活用によって未来を予測し提言する――そんな取り組みが日で行われている。京都大学の広井良典教授らと日立が共同研究し、日の未来シナリオとその分岐点を解析した。一体どのようなものか。広井教授が解説する。 AIは未来予測や政策に活用できるか 「AI人工知能)」という言葉が、あらゆる場面に登場している。 アメリカの未来学者カーツワイルが唱えたいわゆる「シンギュラリティ(技術的特異点)」論ないし“2045年問題”のように、最高度に発達したAIがやがて人間を凌駕し、さらにはそれが人体改造された人間と結びついて“永遠の意識”が生まれるといった議論も存在する。 また、AIによって人間の仕事ないし雇用の大半が取って代わられ大量の失業が生まれるといった話題は繰り返し論じられている。 しかし昨今の議論を聞いていると、いささかAIの能力が過大評価ないし“神聖化”されているように思われることが多い。 私は1

    2050年まで日本は持つのか?AIが示す「破綻と存続のシナリオ」(広井 良典) @gendai_biz
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    filinion 2018/05/28
    都市部への一極集中と地方の過疎化が進んでいる現状を放置すれば「都市集中型」になる。では、数十年後を見越して持続的な政策を立案することが政府に期待できるか…と言えば、まあ現状を見るに絶望的だろうな…。
  • いじめ研究の第一人者が問う、日本の学校が染まる「全体主義」の核心(内藤 朝雄) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

    信じられないような価値の転倒 まず最初に、学校の色に染め上げられた精神医学について典型的な事例を示そう。 学校が精神医学を染め上げる仕方から、学校の奥深い全体主義の質と、さらに全体主義そのものの質を見て取ることができる。 事例となるのは、大学病院精神科教授若林慎一郎と榎和による論文「他罰的な子への嫌がらせ」である。若林は児童青年精神医学を牽引してきた人物でもある(1991年~1994年 日児童青年精神医学会理事長)。 彼らが書いた内容は、次のようなものだ。 【事例1:他罰的な子へのいやがらせ】 若林らのもとに、「登校拒否」の中学生E子が来院した。 優等生のE子が通うのは、「いじめやいやがらせが横行する」「地域でも校内暴力で有名」な中学校で、さらに一番「悪い」と言われているクラスである。暴力グループに付和雷同する学級集団は、正義感の強いE子にとっては不正がまかりとおる場である。 E子

    いじめ研究の第一人者が問う、日本の学校が染まる「全体主義」の核心(内藤 朝雄) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
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    filinion 2018/05/25
    …こういう人って、“「いじめやいやがらせが横行する」「地域でも校内暴力で有名」な中学校で、さらに一番「悪い」と言われているクラス”といった表現が差別的だとは全く思わないのかなあ…。
  • 日本の刑務所が抱える「受刑者引きこもり」という深刻な問題(原田 隆之) @gendai_biz

    「塀のない刑務所」として、1961年から受刑者の開放処遇を行ってきた松山刑務所大井造船作業場から、4月8日に平尾龍磨受刑者が逃走した。 単純逃走容疑で逮捕されるまでの23日間、受刑者から容疑者となった平尾容疑者が潜伏しているとみられていた広島県尾道市の向島の住民は、不安な夜を過ごし、日常生活にも多大な影響が及んだ。平尾容疑者によるとみられる窃盗の被害も多数報告されている。 上川陽子法務大臣は、容疑者逮捕後、すぐさま地元を訪れ住民に陳謝した。一方で、開放的施設の再犯防止効果の大きさを強調し、理解を求めている。法務省も開放的施設の更生効果を強調しつつ、再発防止策などに追われている。 そもそも「開放処遇」とは何か? 全国にこのような開放処遇を実施している刑務所は複数ある。 大井造船作業場は、松山刑務所管轄の施設ではあるが、松山刑務所の所とは地理的にも大きく離れた民間の造船会社の敷地内にあり、全

    日本の刑務所が抱える「受刑者引きこもり」という深刻な問題(原田 隆之) @gendai_biz
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    filinion 2018/05/12
    開放処遇が再犯率を下げるのに効果的だ、というのは理解できるのでぜひ続けて欲しい。それにしても、どうして雑居房なんだろう。コストの問題? 社会性を育むにしても、24時間集団生活では辛いだろうに…。
  • 「共感覚」の持ち主には、世界がこんなに違って見えていた(平井 康章) @gendai_biz

    「23人にひとり」という報告も 「3は水色」「ラは紫」「Fは肌色」……。 いきなり誰かにそう言われたら、あなたはどう思うだろうか。昔の流行歌や、子ども向け絵のタイトルかと思うかもしれない。 だが、これらの文言は決して「メタファー」や「創作」の類ではない。 「共感覚」と呼ばれる、いくぶん風変りだが素敵な感覚を備えた人々が、日常的に知覚している「現実」をそのまま表した言葉である。 この共感覚とは、「ひとつの感覚の刺激によって、別の知覚が不随意的に起こる」現象と定義される。 音を聴くと色が見えるという「色聴」や、文字を見ると、そこにないはずの色が見える「色字」が代表的で、「痛みを感じると色が見える」とか、「何かを味わうと手に形を感じる」といった珍しいケースも確認されている。 これまでの海外での研究事例を見ると、何らかの共感覚を持つ人の割合は「2000人にひとり」、「300~700人にひとり」、

    「共感覚」の持ち主には、世界がこんなに違って見えていた(平井 康章) @gendai_biz
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    filinion 2018/05/07
    よくある「13×13=169の美しさは異常(https://goo.gl/GrdAE)」とかいうのもこの一種ではないかと思っている。「sonの息子感に比べてdaughterに娘感が無さすぎ(https://goo.gl/WAF68S)」とか。
  • 32校で教壇に立ったから分かる「本当によい先生」の見分け方(須貝 誠) @gendai_biz

    自分たちの子どもがどんな先生に教わるかーー、保護者にとっては気になることだろう。では、その先生が「当によい先生」かどうか、あなたは見極める自信があるだろうか。32校の小学校で教壇に立った現役の先生、須貝誠氏が自身の経験と見識を活かして、よい先生・悪い先生の見分け方を指南する。 よい先生・悪い先生の違いがなぜ分かるか 32校! 私がこれまで勤めた小学校の数だ。 非常勤講師として働く道を選び、赤ちゃんを産んだり、子育てをしたりする先生のかわりとして勤めているうちに32校になった。一般の先生で32校も経験している人は、いないだろう。 毎年のように学校を渡り歩くのは楽しい。学校によって、学校そのものの雰囲気、子どもの様子など様々だからだ。そんな様々な子どもたちに教えるのも、また楽しい。 東京都の教員採用試験にも合格し、正規の教員になる研修も受けたが、今の環境が好きで、それで、正規の教員になること

    32校で教壇に立ったから分かる「本当によい先生」の見分け方(須貝 誠) @gendai_biz
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    filinion 2018/04/24
    内容が全部向山氏のコピーなのも含め、実にTOSSらしい文章。こういう「よい教師なら百玉そろばんの使い方を知っている」「赤鉛筆の正しい使い方を指導できるのがプロ教師の条件」的な断定口調で本を買わせる商売。