今年はクマの出没が目立ち、4月〜10月末に例年の倍以上の192頭が捕獲された。過去最高の333頭が捕獲され「大量出没」と騒がれた2006年度ほどではないが、人身事故は9件と、ここ20年では最も多い。人とクマの共存をどう図るか、関係者は頭を痛めている。 10月17日、草津白根山で紅葉の写真を撮りに遊歩道を歩いていた男性がクマに襲われけがをした。レストハウスの男性従業員は「3年ほど前から来ているが、こんなことは初めて」と驚いていた。草津町の担当者は「実のなる木も少なく、本来はクマがやって来ない地域なのに」と首をかしげる。 今年は全国的にクマの出没や人への被害が相次ぎ、県内でも被害が多発した。いずれも1人でいるときで、大半はクマよけの鈴などは身につけておらず、クマとばったり出合ってしまうケースが多い。早朝や夕方など薄暗い時間帯が最も危険だ。 今年はクマのエサとなるドングリ(ブナ科の木の実)の実り
絶滅危惧種のセンカクモグラなど沖縄県・尖閣諸島最大の魚釣島に生息する固有種の現地調査などを実現しようと「センカクモグラを守る会」発起人でアルピニストの野口健さん(37)らが26日、環境省に上陸の要望書を提出した。近く内閣官房に転送され、上陸の可否が判断される。 要望書は、魚釣島の固有種の絶滅危機は、野生化したヤギが数百頭まで増殖して生態系に影響を及ぼしていることが原因と指摘。生態系の破壊と固有種の絶滅を防ぐための調査やヤギの駆除を行うことを目的に上陸許可を求めている。 守る会は同日夜、名古屋市でシンポジウムを開く。
国土交通省河川局、あの手この手を繰り出してくるが、だんだん雪隠詰めになっていく。 まず、6月19日の大臣会見。その前の記者会見で八斗島の基本高水は観測値という大臣の発言があったので、さっそくこのブログでも大臣に対し、違いますよというメッセージを送った。 さて... (問)前回の会見で、大臣がおっしゃった基本高水の関連で確認したいことがあります。 会見で大臣は「利根川に関しては八斗島の2万2,000トンというのは、観測史上最大流量です。」という表現をされました。 ...勘違いしそうなので確認したいのですが、既往最大、実際に流れたのは、推定値として1万7,000トンであって、観測史上最大流量というのは、皆様の言葉で言うところの雨量から計算した値であると、こういう理解でよろしいでしょうか。 (答)前回申し上げました...観測史上最大流量と称するものにつきましても、流出の計算モデルによる計算結果な
イルカ漁を批判的に描いた米映画「ザ・コーヴ」の舞台となった和歌山県太地町で、漁を擁護する立場の町長らと、反捕鯨団体のメンバーらとの対話集会が近く行われることが決まった。 同町はこれまで、反捕鯨団体との会見を拒否してきたが、「町の立場を説明すべき」という声にこたえ、今月中に、同町公民館で初めて対話に応じる。 対話集会には、同町の三軒一高町長や、太地町漁協の幹部らが出席。反捕鯨団体のメンバーらと、公開で議論を行うとしている。 9月の漁解禁後、同町には反捕鯨団体の活動家が頻繁に姿を見せ、町側に会見を要求。9月末には、捕獲したイルカを飼育する漁港内のいけすの網が何者かに切断されたほか、今月16日にも、立ち入り禁止地区の遊歩道に「シー・シェパード」のメンバーが入り、新宮署に厳重注意されている。 小型鯨類の追い込み漁は、国際捕鯨委員会の規制対象外で、年間に7種約2200頭の捕獲が県に認められている。
シー・シェパード 「日本たたき」強化 太地町に幹部常駐、寄付金集めで標的(産経新聞) 反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」が和歌山県太地(たいじ)町に団体幹部を長期派遣し、地元のイルカ漁に圧力をかけている。太地町は、隠し撮り映像でイルカ漁を批判し、今春、米アカデミー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」の舞台。SSは日本に狙いを定めた活動で注目を集め、多額の寄付金を得るようになったことから、今回も知名度の高い場所で存在感を示し、勢力の拡大を図るのが目的とみられる。SSは12月にオーストラリアから抗議船を出し、再び調査捕鯨を妨害することも宣言、“日本たたき”の姿勢を強めている。 (中略) 一方、太地町で9月にいけす網が切られた事件で、かつてSSメンバーだったオランダ人らが今夏、設立した団体「ザ・ブラック・フィッシュ」が犯行声明を出した。これは、SSから分派した「シー・シェパード系過激団体」が本家の
米ハリウッドの3D映画「アバター」にパイロット役で出演した女優、ミシェル・ロドリゲスさん(32)が今冬、反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」が行う日本の調査捕鯨妨害に参加することを表明。6日にはSSの公式サイトの動画に、代表のポール・ワトソン容疑者(60)=国際手配中=と出演し、「(自分が演じる)アクションを楽しみにしているわ」と語った。 SSはすでに、南極海の日本の調査捕鯨を妨害するために、「非妥協作戦」と題した反捕鯨キャンペーンを行うことを宣言。12月にオーストラリアのホバート港から2隻の抗議船を南極海に派遣させる計画を立てている。 これにあわせ、米有料チャンネル「アニマル・プラネット」も、抗議船に撮影班を乗船させ、活動家たちを「海の英雄」に仕立て上げる番組「鯨戦争」の新シリーズ制作を発表。6日に出された同チャンネルのプレスリリースには、ロドリゲスさんが捕鯨妨害に参加することを宣伝材
(CNN) 非営利組織の生物多様性センターは、米メキシコ湾の原油流出事故で対応に当たった英石油大手BPのトニー・ヘイワード前最高経営責任者(CEO)に、2010年の「ゴム製ドードー賞」を授与すると発表した。 同賞は、絶滅種の典型例としてよくあげられる飛べない鳥「ドードー」にちなんだもので、「絶滅危惧種を絶滅に追いやることに最も寄与した人物」に贈られる。 同センターは「BPはヘイワード氏の下で、大規模な流出は起きないとする虚偽の文書を米政府に提出し、メキシコ湾での原油掘削権を確保した」と述べている。 米国史上最悪となった原油流出は数カ月にわたって続き、野生生物当局によると3600羽以上の鳥類が死に、カメなどの生物数百匹にも被害が及んだ。 ヘイワード氏は5月に「自分の生活を取り戻したい」と口を滑らせたことなども問題にされ、7月にCEOの降板が発表されている。 ドードー賞は過去に、20
もっとクマに会いたくて… (ぴかぶうの雇い主) 2010-10-10 21:14:12 クマを調べているうちに、このブログにも日本熊森協会にも行き着きました。確かにこの協会の言説は少し読むだけで「おかしいぞ」と思えてきます。昨年9月の乗鞍岳での事件について書かれた一文はひどかったなー。 もしかすると「環境の時代」に出現した「イデオロギー」なのかな、とも思います。中日新聞の無邪気な記者やデスクは、そういう危うい言説を看破する「嗅覚」をクマに学んだほうがいい。 この団体の在来種と外来種に対する見解からすれば、生物の多様性を訴える「COP10」に参加しているのは、支離滅裂そのものでしょう。しかしすでに参加しちゃったんだから、多様性の理念をしっかり学んでほしいものですね! そして検証を重ねていくうちに熊森協会という団体は「動物愛護」ですらなく、もしかすると「人間中心主義」が露呈してくるのではないか
石巻市、頒布クジラ肉回収 63世帯で腹痛・嘔吐 鯨肉を回収する石巻市の職員ら 宮城県石巻市牡鹿地区の住民26人が、調査捕鯨で捕れた鯨肉を食べた後に腹痛などの症状を訴えて治療を受けた問題で、市は24日、発症の一因とみられる鯨肉を回収した。 市によると、21日に有料で頒布された鯨肉を購入したのは、同地区の375世帯。このうち238世帯が集会所など8カ所の返却窓口を訪れた。 市職員が腹痛などの症状がなかったどうか聞き取り調査をしたところ、63世帯で腹痛や嘔吐(おうと)などの症状があったという。 24日には新たに計8人が腹痛などの症状を訴え、市内の病院を訪れた。鯨肉を食べて治療を受けたのは、これで34人となった。 23日に診察を受けた石巻市大原地区の無職女性(75)は「食べた数時間後から翌朝まで下痢が止まらず、大変だった。返却は仕方ないが、親類に送る予定もあったので残念」と話した。 21
今季の小型鯨類の追い込み漁が始まった和歌山県太地町で、捕獲したイルカを飼育する漁港内のいけすの網が、何者かに切断されていたことがわかった。 中にいた約50頭のイルカは逃げなかった。 オランダなどを拠点とする環境保護団体「ザ・ブラック・フィッシュ」がホームページ(HP)で犯行を公表しており、県警新宮署は、器物損壊と威力業務妨害の疑いで捜査している。 同署や太地いさな組合などによると、28日午前7時頃、同組合と町が所有する湾内のいけす(縦横各12メートル)14基のうち6基で、水深約2メートル付近の網が数十センチにわたって切られているのを組合員が発見。同署に被害届を出した。 HPで団体は、「27日夜、ダイバーが網を切り、たくさんのイルカを逃がそうとした」などとしている。
外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 オオカミ再導入という話があります。簡単に説明すると、増えすぎたシカ、イノシシなどをオオカミを使って個体数をコントロールしようというものです。まあ生物農薬とおんなじ理屈です。 結論から言うと、僕はこのオオカミ再導入を支持していません。仮に認めるとしても、その優先順位はかなり下のほうに来るとも考えています 支持しない理由の一つは、再導入を推進する人たちが自分に都合の悪い情報は無視しているからです。たとえば彼らの著書「オオカミを放つ」では参考文献に「日本人とオオカミ 世界でも特異なその関係と歴史」が挙げられていますが、その中にこういう記述があるんですね。 以下引用 P66 信州の狼害は、「信州高島藩旧誌」のうち、元禄15年(1702)5,6月、二人の藩士が描いた手記に出ている。
鯨類追い込み漁が始まり、入り江に追い込まれたバンドウイルカ=和歌山県太地町で2010年9月2日、三村政司撮影 古式捕鯨発祥の地、和歌山県太地町で鯨類追い込み網漁が始まり、太地いさな組合=脊古(せこ)博文組合長、23人=が2日、熊野灘から追い込んだバンドウイルカ約20頭を捕獲した。この漁などを取り上げた米ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が今年のアカデミー賞を受賞。反捕鯨団体の活動などが懸念されたが、混乱はなかった。 鯨類追い込み網漁は1日に解禁。この日午前8時ごろ、計12人が乗り込んだ6隻が、沖合約20キロで群れを発見。取り囲んで同町の畠尻湾に追い込んだ。 追い込み網漁は7種類の鯨類が対象。国際捕鯨委員会(IWC)の規制対象外で、県は今季の捕獲枠として2241頭を認めている。漁期は来年4月末まで。大半は食用だが、この日捕獲したイルカは水族館に販売する。 脊古組合長は「追い込みができてほっと
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