IBMのサイバーセキュリティ部門は顔認証を用いたコンピュータウイルスの研究を進めている。例えばリンクトインなどのSNSに掲載された顔写真をもとに、特定の人物を狙った身代金ウイルスを作成することが可能だという。 同じ種類の攻撃は音声認識でも可能になる。IBMの研究チームは顔認証と人工知能を組み合わせて生成されるマルウェアを「DeepLocker」と名づけ、その危険性をアピールしている。 一般的なマルウェアは不特定多数のコンピューターを攻撃するが、DeepLockerは特定の人物をターゲットとする。さらに、攻撃を開始するまでは通常のソフトのように動作し、セキュリティ対策ソフトに検出されない機能を備えている。 IBMの研究チームのMarc Ph. Stoecklin博士らは、世間の人々に未来のセキュリティを理解してもらうためにDeepLockerを開発したという。「今後のセキュリティ分野はAIと
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