自分の価値観とまったく違う人と話をするとき、誰でも「苦手だな」という思いが頭の中をかすめる。そんなときは、どうしたらいいのだろうか。 上司である立場の人は、こう言う。 「会社の若い子たちとコミュニケーションとりたくても、話がまったく合わない。ジェネレーションギャップを感じて、話しかけるのが億劫になる」 一方、若者たちは、こう訴える。 「オジサンたちの話は、昔話が多くてぜんぜんピンとこない。もっと若者にも分かるような話をしてほしい。話も長いから、こっちから話しかけたいとは思わない」 分かります、どちらの意見も。私はかつて若者でしたし、現在はオジサンをやっていますから。違う世代や価値観の異なった人たちと話すのは、誰でも苦手に感じるものです。 「自分と違う人」とつき合うよりは、自分と「似ている」もしくは「同じ」だと感じる部分が多い人とつき合うほうが居心地いいからです。 でも、その狭い世界だけで暮
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