タグ

ブックマーク / www.keisoshobo.co.jp (16)

  • 幽玄とさびの美学 西村 清和著

    の芸能や文学を規定する美意識として機能してきた「幽玄」や「さび」に関わる論文をテクストに照らし美学的観点から検証していく。作品当時の文脈と近代以降の再発見/再評価以降で微妙に意味やニュアンスを変えつつ「日的美意識」と呼ばれてきた観念の質とは。曖昧なままにされてきた価値基準を美学的観点から問いなおす。 ◎けいそうビブリオフィルで書の一部内容を公開しています。 あとがきたちよみ『幽玄とさびの美学』 序 章 日的美意識 1 幽玄と象徴 2 芭蕉の「象徴主義」 3 能と『新古今集』 4 「日的なるもの」 第一章 俊成の幽玄 1 歌合の評語 2 余情と幽玄 3 判詞における幽玄 4 美的概念 第二章 俊成の艶 1 『源氏物語』の艶 2 感覚語と感情語 3 判詞における艶 4 幽玄と艶 第三章 定家の妖艶と世阿弥の幽玄 1 余情妖艶と新古今調新風 2 歌・説取り 3 三句切れ──疎句

    幽玄とさびの美学 西村 清和著
  • 専業主婦という選択 柳 采延著

    1990年代以降の韓国における社会経済的な変化の下で、ジェンダー規範と当事者の意識・行動が相互作用しながら、高学歴専業主婦という選択が成立した過程を分析。社会構造の変動と女性たちが置かれた状況の変化とともに、韓国の女性たちの選択肢はどのように構造化され、配分されてきたのかを明らかにする。 ◎けいそうビブリオフィルで書の一部内容を公開しています。 あとがきたちよみ『専業主婦という選択』 序 章 「高学歴専業主婦」という現象 1 問題意識と研究目的 2 研究内容と研究方法 3 書の構成 4 用語の整理 第Ⅰ部 韓国における社会構造の変化──家族と女性 第1章 韓国の社会変動と女性の労働 1 産業化初期の女性の労働と韓国の近代家族 2 民主化前後の韓国社会と女性の賃金労働者化 3 雇用環境の大転換と職業的階層分化 4 少子高齢化、未婚化・晩婚化 5 小括 第2章 韓国の女性・家族政策の変遷

    専業主婦という選択 柳 采延著
  • ことばとフェミニズム 中村桃子著

    常識、習慣の形で日語にひそんでいる性差別的表現を明らかにし、ことばと差別/支配的イデオロギーの関係を明らかにし、言語/言語学フェミニズムからの革新をめざす。 はじめに Ⅰ章 フェミニズムと言語研究 1 なぜフェミニズムは言語を問題にするのか 2 言語改革運動と言語研究 3 「ジェンダー表現研究」と「言語使用とジェンダー研究」 4 言語とジェンダー研究の目的と発展 Ⅱ章 he/manの問題――人間は男である 1 he/manにみられる「人間=男観」 2 日語におけるhe/man現象 3 言語にちりばめられた「人間=男観」――he/manから「ディスコース」へ Ⅲ章 she/womanの問題――女は「女という性」である 1 女は性の対象物である 2 女は男の所有物である 3 「女=性観」は「人間=男観」の裏返し Ⅳ章 言語改革運動をめぐる論争 1 言語改革運動 2 言語改革運動の現在と意

    ことばとフェミニズム 中村桃子著
    florentine
    florentine 2020/06/14
    “日常うかつに見過ごしている性差別表現の数々を探り出し、ことばと支配的イデオロギーの隠された関係を暴く。 中村桃子 著”
  • ヒエロニムス・ボス 神原 正明著

    ネーデルラントの画家、ヒエロニムス・ボス。その作品に盛り込まれた謎に満ちた造形を、従来の説をふまえつつ図像学の立場から独自の解読を試み、中でも隠し込まれた幾何学的思考について、文字と数字のシンボリズムとして解明してゆく。豊富な図版とあわせ、美術史・図像学・ルネサンス史研究において資料的価値高い一書である。 はじめに 第Ⅰ部 ある世俗祭壇画のミステリー 第1章 愚者の船 第2章 放浪者 第3章 死と守銭奴 第Ⅱ部 『快楽の園』のファンタジー 第4章 フクロウ 第5章 木男(トゥリーマン) 第6章 Y字のシンボリズム 第7章 数字のシンボリズム 第8章 モリスダンス 第9章 ワイルドマン 第Ⅲ部 病いのリアリティー 第10章 一角獣伝説 第11章 「疫病」のシンボリズム 第12章 愚者の治療 第13章 奇形の図像学 むすび あとがき 図版出典一覧 主要参考文献 人名・地名索引 事項索引

    ヒエロニムス・ボス 神原 正明著
  • なぜ民主化が暴力を生むのか 田中(坂部) 有佳子著

    内戦がいったん終結した紛争後社会では、政治的競争を非暴力化するために選挙が実施されることが多い。しかし、その後も政治的暴力はしばしば繰り返されてきた。暴力を統制する国家能力も射程に入れつつ、政治暴力の因果メカニズムを計量分析、ゲーム理論、東ティモールの事例分析で明らかにして、平和の条件を導き出す。 【電子書籍あり】 紀伊國屋書店 Kindle 第1章 民主化は暴力を生む? 1 書で問うこと 2 書の構成 第2章 先行研究と書の分析枠組み 1 先行研究の概観 2 書の分析枠組みと概念の定義 3 書における東ティモール事例の位置づけ 第3章 紛争後社会における小規模な政治暴力の発生―政治体制と政治制度が及ぼす影響 1 はじめに 2 理論と仮説 3 データと仮説検証の方法 4 分析と結果 5 小括 補遺 第4章 紛争後社会における政治勢力の組織的転換 1 はじめに 2 民主化と国家建設

    なぜ民主化が暴力を生むのか 田中(坂部) 有佳子著
  • パンと野いちご - 株式会社 勁草書房

    卵と生クリームなしのマーブル戦争ケーキ。停電で溶けだした冷凍庫の肉で銃弾に怯えながら催すバーベキュー大会。第一次、第二次大戦、ユーゴスラビア内戦、コソボ紛争……戦争の絶えないバルカン半島に長年住む著者が戦下のレシピを集めた。べ物とは思い出のこと。そして甦りのこと。繰り返される歴史のなかの、繰り返しのない一人ひとりの人生の記憶と記録。 2019年9月 第29回紫式部文学賞受賞 ◎けいそうビブリオフィルで一部内容を公開中です。 あとがきたちよみ『パンと野いちご』 はじめに 小さな歴史手帖 語りの声に耳をすますまえに ジェネリカの青い実 Ⅰ 第二次世界大戦の子供たち パンの話─ユディッタ・ティモティエビッチ 僕はスマートだった─ゴイコ・スボティッチ トランク一つの旅─アレクサンドラ=セーカ・ミトロビッチ 橋と子供─ラドミラ Ⅱ 料理とは、甦りのこと ジャガイモと薬─ドラゴスラバ・ラタイ 母の手

    パンと野いちご - 株式会社 勁草書房
  • <838B836C83548393835890B8905F8E6A2083758362834E834B834383682E786C73>

    florentine
    florentine 2016/02/09
    ルネサンスの精神史を読み解く
  • 『ボッティチェリ《プリマヴェラ》の謎』刊行記念トークショー&サイン会 - 株式会社 勁草書房

    当イベントは終了しました。たくさんのご来場誠にありがとうございました。 クリストフ・ポンセ(ヴィラ・スタンダール所長)×ヒロ・ヒライ(ナイメーヘン大学研究員)、豊岡愛美(文化学院講師) イタリア・ルネサンスの偉大な芸術家ボッティチェリの代表作にして未だ謎の多い≪プリマヴェラ≫。 一枚のタロット・カードを通して名画の隠された秘密にせまります。 【日時】2016年2月6日(土)開場16:30 イベント開始17:00 【会場】HMV & BOOKS TOKYO 6Fイベントスペース(http://www.hmv.co.jp/select/hmvbooks/) 東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ 【参加方法】 トークは観覧フリーとなります。サイン会は、サイン会整理券お持ちの方のみご参加いただけます。 整理券は、1月20日(水)より、HMV & BOOKS TOKYOで『ボッティチェリ≪プリマ

  • 創造のレトリック 佐々木健一編訳

    人はなぜメタファーをつかうのか。今世紀再び活発となったメタファーをめぐる議論(リチャーズ、ブラック、ビアズリー、ヴァインリッヒ、サール等)を紹介。 Ⅰ メタファー論の原点 隠喩[マックス・ブラック] 隠喩のひねり[M・C・ビアズリー] 隠喩の意味論[ハラルド・ヴァインリッヒ] Ⅱ メタファーの行為論 隠喩[ジョン・R・サール] 隠喩の標準的な読解法と文学的隠喩[S・R・レヴィン] Ⅲ レトリックの広がり 視覚的隠喩[ヴァージル・C・オルドリッチ] 提喩と換喩[ニコラ・リュウェ] 隠喩と幼児の認識[バーバラ・レオンダー] 編者解説 レトリックの蘇生[佐々木健一] 編者あとがき

    創造のレトリック 佐々木健一編訳
  • カタストロフィと人文学 西山 雄二編著

    これまで人間はいかにしてカタストロフィを表象し、解釈してきたのか。被災者たちの苦痛をどう受け止めればいいのか。今後いかにリスクをさけ、歴史的教訓として記憶すればよいのか。人文学は異なる歴史的・社会的文脈を通じ、さまざまな遅延や迂回を経て届けられる言葉を聞く耳を洗練させることで、私たちが破局的現実にいかに向き合えばよいのかを指し示す。 序論 カタストロフィと人文学 西山雄ニ カタストロフィの概念 自然災害の文化的解釈 人為的破局の凡庸化 フィクション的アナロジーの効果 カタストロフィを利用する英雄主義的な物語 カタストロフィの時間性 Ⅰ カタストロフィをめぐるフランスとの対話 第1章 マグニチュード ミシェル・ドゥギー/寺成彦、西山雄二訳 マグニチュード 二〇一一年三月二一日、パリ クラゲの寓話 [何度となく起こったため……] 剛造のための半分広げられた扇 [写真家は……] 喃語 解説(西

    カタストロフィと人文学 西山 雄二編著
  • ライシテ、道徳、宗教学 伊達 聖伸著

    フランスのライシテは、宗教を公的領域から私的領域に追放するものだが、それだけではない。書が試みる「世俗の宗教学」は、19世紀の世俗的道徳と科学的宗教学の成立を再構成し、宗教概念の歴史的変遷を辿り、宗教に還元されない宗教性の行方を追う。フランスでも高く評価された、格派の若手による、ライシテの系譜学的人類学! 序論 一 書の課題 二 用語の説明 三 先行研究と書の位置、書の用いるテクスト・史料と方法 四 書の構成 第Ⅰ部 胚胎期のライシテの道徳と宗教の科学的研究──二重の脱宗教化 第1章 一九世紀前半の宗教状況 一 一八世紀から一九世紀の認識の地平へ 二 「宗教」概念の変化 三 宗教批判の諸潮流 第2章 オーギュスト・コントの宗教史と実証主義的道徳 一 コントの二重の挑戦 二 宗教史としての実証哲学、科学と政治のあいだの実証主義的道徳 三 人類教における教育の位置、国家と宗教の関係

    ライシテ、道徳、宗教学 伊達 聖伸著
  • ルネサンスの精神史を読み解く - 株式会社 勁草書房

    ルネサンス期を中心とした初期近代の精神史研究に、今あらためて注目が集まっています。 哲学・思想史、宗教史、科学史、芸術史など様々な研究・学問分野が重なり合い、交差しながら、錬金術、占星術、ヘルメス主義など、ルネサンス期の多面的な世界観・宇宙観の内実に迫り、またその中で生み出された芸術作品や芸術理論を解き明かす野心的かつ魅力的な研究が、西欧を中心にこれまで数多くなされてきました。 そして日でも、平井浩編『ミクロコスモス』(月曜社)や、F・イエイツ『ジョルダーノ・ブルーノとヘルメス教の伝統』(工作舎)など、注目の、また待望の書籍がつづけて刊行されています。 小社で2007年に刊行したA・グラフトン『カルダーノのコスモス』も、その一連の精神史研究に位置づけられる主要作品のひとつです。この機会に、分野横断的であるがゆえに関連性の見えにくかった書籍をまとめて紹介すべく、ルネサンスの精神史を読み解く

  • お探しのページが見つかりません - 株式会社 勁草書房

  • 分析美学入門 ロバート・ステッカー著 森 功次訳

    英語圏哲学界の泰斗が現代の美学をわかりやすく紹介。雄大な自然、悲しい交響曲、社会を変えた暴露小説、不道徳なバイオレンス映画、美しくないコンセプチュアルアート、住みにくい前衛建築など、多岐にわたる実例を用いながら、13章にわたって最新の論争をあざやかに解説する。丁寧な文献紹介と用語解説、確認問題集を付した、最先端の入門書。 正誤表(PDF) ※外部サイトへ移動します まえがき Chapter 1 はじめに 第I部:美学 Chapter 2 環境美学――自然の美 Chapter 3 〈美的なもの〉について1――美的経験 Chapter 4 〈美的なもの〉について2――美的性質 第II部:芸術哲学 Chapter 5 芸術とは何か Chapter 6 芸術作品は、いかなる種類の対象なのか Chapter 7 解釈とそこに関わる意図の問題 Chapter 8 再現1――フィクション Chapter

    分析美学入門 ロバート・ステッカー著 森 功次訳
  • パースから読むメタファーと記憶 I.ムラデノフ著 有馬 道子訳

    書の特徴は、パースの理論を独自に展開させ「メタファー」という概念を創造的に用いて「記憶」の問題をあつかっていることにある。記号論の手法で人間の記憶とコンピュータのプログラミングにおける記憶(の相違と類似について)を関係づけてあつかう新たな可能性を開いた点が高く評価されている。著名な記号論学者による意欲的一書。 はしがき 謝辞 日語版に寄せて 序論 第一章 見捨てられた考えについての理論的枠組み――何が見捨てられ何が発展したか 第二章 カテゴリー・基底・沈黙効果 第三章 無限の記号過程と異言語─パースとバフチン 第四章 生きている精神と退行した精神 第五章 氷山と結晶した精神 第六章 パース哲学における主観性の不在 第七章 はかり知れない過去 第八章 静かなディスコース─パースの「意識」概念における表象の諸相 第九章 一人で踊るタンゴ 第十章 意味はいかにして可能か 補遺 イヴァン・サラ

    パースから読むメタファーと記憶 I.ムラデノフ著 有馬 道子訳
  • 哲学者マキァヴェッリについて レオ・シュトラウス著 飯島 昇藏 訳 厚見恵一郎訳 村田玲訳

    「悪の教師」と呼ばれるマキァヴェッリ。しかし、彼は単純な「マキァヴェッリズム」の男ではなかった。聖書の神への信仰を拒絶し、「哲学的ではあるがもはやギリシア的ではない一種の思想」すなわち近代哲学を発見するさまを描く。われわれはみな、マキァヴェッリの子どもたちなのだ。 目次 日語版への序文 ネイサン・タルコフ 序文 序論 第Ⅰ章 マキァヴェッリの教えの2重の性格 第Ⅱ章 マキァヴェッリの意図:『君主論』 第Ⅲ章 マキァヴェッリの意図:『ディスコルシ』 第Ⅳ章 マキァヴェッリの教え 注 訳者解説 索引

    哲学者マキァヴェッリについて レオ・シュトラウス著 飯島 昇藏 訳 厚見恵一郎訳 村田玲訳
  • 1