最近、いろいろなところで、「営利」と「非営利」の「摩擦」が起こっているように思う。たとえば介護の分野では営利企業と非営利団体(つまりNPOだ)が同様のサービスを行っていたりするし、ソフトウェア開発でも営利企業によるものとオープンソースでいろいろな人が寄り集まって作られるフリーのものとがあったりする。で、両者の間がなんだかぎくしゃくしているように感じられる。しかしこうした営利と非営利は必ずしも対立しているとは限らない。むしろ協力できる、ないし協力すべき関係にあるのではないか。 以下は、別に目新しいことをいおうとしているのではなく、自分の理解のために書いてみるものだ。 営利企業の世界は、いまやかつてないほどの厳しい競争にさらされている。少なからぬ企業は、新たな技術やビジネスモデルをもった新規参入者や、安い労働力を生かした海外企業などとの競争で四苦八苦だ。コスト削減のために、新しい技術を開発した
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