羽生 章洋「楽々ERDレッスン (CodeZine BOOKS)」を読了したので3回に分けてまとめ。 まず第1部「DB設計総論」。 浅海氏智晴氏はこの第1部について「上級者向け」と書いてらっしゃるが、そんなことはない。 初めてDB設計をやる人は絶対に読んだ方がいいと思う。で、ここに書いてあることを論破できないなら、書いてある通りにした方がいいと思う。そういう意味で初心者向き。 第1部の要点は データ構造の設計時に、アイデンティファイア(ID)を導入する。 外部キーにするのはコードではなくアイデンティファイア。 これに尽きる。 で、なぜそう考えなくてはならないのか、が60ページにわたって詳細に書いてある。 コードとは 第1部で言う「コード」とは、コンピュータシステムの外で、ビジネス上の意味を持つ符号のこと。 携帯の請求書に印字された顧客番号とか、通販カタログの商品に与えられた商品コードとか、