資料よもやま話2 ある「田舎商家」の半世紀 (大豆戸の伊東家とその資料) 大豆戸の伊東家(2003年撮影) 大豆戸の伊東家(坂下) 横浜市港北区大豆戸町に、ひっそりとした古風な門構えを見せる1軒の旧家がある。この家は、16代300年以上続く伊東家と言い、屋号を「坂下」と称する。伊東家は伊豆の伊東を発祥とし、江戸初期に大豆戸の地に入り、以来帰農したと考えられる。18世紀前半には旗本諏訪氏所領の名主をつとめており、大豆戸村が東西に分かれた後は、西大豆戸村の名主を代々つとめた。7代目当主の助右衛門は鶴見川改修に尽力した学者と言われる(伊東規久雄「伊東家の沿革・場的経営」)。 伊東伊輔(『郡制有終記念帖』より) 明治18(1885)年に家督を継いだ伊東伊輔は、自宅近くに雑貨商を開業し、以後規模を拡大していった。ここでは、伊東家に残る資料を紹介しながら、明治後期から、昭和戦前期に至る伊東家と大豆戸地
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