過去にないペースでミサイル実験を繰り返す北朝鮮。自民党議員との関係と高額献金が社会問題となっている旧統一教会。日本にとって悩みの種であるこの二つには深い関係がある。北朝鮮と旧統一教会と日本…その知ら…
日本政府は、北朝鮮による相次ぐ飛翔(ひしょう)体発射に警戒を強めているが、対外的には身動きがとれない状況だ。トランプ米大統領は短距離弾道ミサイルの発射を問題視せず、日米が連携して北朝鮮に外交・軍事面で圧力を強める動きは乏しい。日朝対話を模索する安倍政権の対応は、「国難」と表現した2年前に比べて明らかに鈍く、与党からは不満の声も上がっている。 「(2002年の)日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルの諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算し、国交正常化を目指す考えに変わりはない」。安倍晋三首相は6日、広島市内で被爆者団体と面会した際、対北朝鮮外交に意欲を示したが、飛翔体発射には触れなかった。菅義偉官房長官も6日の記者会見で「重大な関心を持って情報収集、分析に努めている」と述べるにとどめた。
北朝鮮は3回目の米朝首脳会談を受けてアメリカとの対話に乗り出す中、日本だけが北朝鮮との首脳外交を行えず孤立しているとして制裁決議の完全な履行を呼びかける日本を批判しました。 この中で、先月行われたG20大阪サミットにあわせて日本が北朝鮮に対する制裁決議の完全な履行を呼びかけたものの、その直後に電撃的に米朝首脳会談が行われ、日本の呼びかけは空回りに終わったと指摘しました。 そのうえで、「朝鮮半島情勢が進展するほど日本の孤立はさらに深まっており、これはわが国に対する敵視政策を続けている日本がもたらした相応の結果だ。わが国を中心に活発に繰り広げられている首脳外交に入り込めていない」と批判しました。 安倍総理大臣は前提条件をつけずキム・ジョンウン(金正恩)委員長との対話を目指すとしていますが、北朝鮮は「わが国への敵視政策は変わっておらず、ずうずうしい」などとして、植民地支配の謝罪や賠償などを求めて
【大阪聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)によると、トランプ米大統領は29日、訪韓中(29~30日)に南北の軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と会う用意があるとツイッターに投稿したことと関連し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に「一緒に努力しましょう」と述べた。 文大統領とトランプ大統領は主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット、28~29日)に出席するため大阪を訪問しており、この日午後に韓国に向かう。 トランプ氏はこの日午前、G20サミットの第3セッションを前にラウンジでコーヒーを飲んでいた文大統領に寄ってきて、「私のツイッターを見ましたか」と尋ねた。文大統領が「はい、見ました」と答えると、「一緒に努力しましょう」と述べ、親指を立てた。 トランプ氏は2日間の日程で韓国を訪れ、DMZを訪問する予定だが、金委員長と会うかど
外務省幹部はNHKの取材に、「事前にアメリカ側から連絡はなく、情報の確認に追われている。アメリカ大使館や国務省にも問い合わせているが、詳細は不明だ。トランプ大統領らしいやり方だが、今回の米朝対話が、北朝鮮の非核化や拉致問題の解決につながるものなら歓迎したい」と述べました。 別の外務省幹部はNHKの取材に、「2回目の米朝首脳会談以降、北朝鮮の外交は殻に閉じこもる傾向があったが、今回の面会を通じて米朝プロセスが再開することになればよいことだ」と期待感を示しました。 また「トランプ大統領がツイッターを投稿してから面会に向けた調整が始まったと聞いている。これだけ重要なトップ会談が、ツイートから始まるというのは、通常の外交では考えられず驚きだ」と述べました。 そのうえで安倍総理大臣とキム委員長との首脳会談について「今回の面会で取り上げられるかどうかはわからないが、トランプ大統領は拉致問題についてしっ
米ニューヨークを訪問中の河野太郎外相は26日昼(日本時間27日午前)、国連本部で北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相と約20分間、会談した。河野氏が記者団に明らかにした。河野氏は会談内容を明かさなかったが、拉致問題の解決に向け、日朝首脳会談を開く用意があるとの政府の立場を伝えたとみられる。 6月の米朝首脳会談後、安倍晋三首相が日朝首脳会談の早期実現に向けた調整を指示してから、日朝の閣僚が会談したのは初めて。河野、李両氏が8月にシンガポールで短時間、立ち話をした後も、日本側は国連の場を利用した外相会談を模索していた。 日本政府関係者によると、河野氏は会談内容について、訪米中の安倍首相に報告した。首相は国連の一般討論演説で「金正恩(キムジョンウン)委員長と直接向き合う用意がある」と、首脳会談の実現に改めて意欲を示していた。(ニューヨーク=清宮涼)
安倍晋三首相と韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は25日午前(日本時間26日未明)、ニューヨークで会談した。文氏は、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が今月の南北首脳会談で、日朝関係改善の用意があるとする首相宛ての伝言を託していたと述べた。ただ、北朝鮮は公式メディアで日本を非難し続けており、両国の距離は縮まっていない。 「北朝鮮との相互不信の殻を破り、金正恩氏と直接向き合う用意がある」 首相は25日の文氏との会談で、日朝首脳会談への意欲を改めて示した。 韓国大統領府によれば、文氏は、南北首脳会談で正恩氏が語った伝言の内容を首相に語った。それは、「適切な時期に日本と対話をし、関係改善を模索する用意がある」だった。 日朝首脳会談に向けた正恩氏の意欲の表明といえ、停滞する日朝関係からみれば、一歩前進したようにみえる。ただ、その歩幅はといえば、とても小さい。 正恩氏は文氏に、日朝首脳
米ワシントン・ポスト紙(電子版)は28日、トランプ米大統領が6月の日米首脳会談で、安倍晋三首相に「私は真珠湾を忘れない」と述べたうえで、対日貿易赤字に強い不満を表明したと報じた。トランプ氏は米国産牛肉や自動車の対日輸出に有利になる二国間協定の交渉に応じるよう安倍氏に迫ったという。トランプ氏の最近の安倍氏への冷めた態度を伝えている。 同紙によると、北朝鮮問題をめぐっても、米朝首脳会談前の日米首脳会談や電話協議で安倍氏はトランプ氏に、北朝鮮が非核化に具体的に取り組むまで、米韓軍事演習の中止や朝鮮戦争の終結宣言をめぐる合意に応じないように繰り返し助言したが、トランプ氏に完全に無視されたという。 カーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ上級研究員は同紙の取材に対し、「トランプ氏は最初の頃は安倍氏の指導で貴重なものを得たが、今は重要ではなくなりつつあるようだ。トランプ氏にとって今の安倍氏は、よく頼
米朝首脳会談が開催されなかった場合、北朝鮮だけでなく、米国も大きなダメージを受けていたトランプ大統領は、米朝首脳会談の開催をこれ以上引き延ばせないなかで、「最大限の圧力」や「短期間での非核化」を放棄した米朝首脳会談が短期間のうちに成果を出すと想定することはできないが、それでもトランプ政権にとっては大きなトロフィーが残る 米国トランプ大統領は6月1日、米朝首脳会談を6月12日にシンガポールで開催すると明言したうえで、「最大限の圧力という言葉をもう使いたくない」と発言。さらに同日、朝鮮労働党の金英哲副委員長とホワイトハウスで会談した際には「時間をかけて構わない」とも述べています。 これらの発言からは、少なくとも現段階において、圧力より協議を優先させるトランプ氏の姿勢をうかがえます。さらに、これまで強調してきた「完全かつ検証可能、不可逆的な非核化(CVID)」の一本やりではなく、北朝鮮の求める「
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日午前に青瓦台(大統領府)の参謀らと行った会議で、北朝鮮の高官代表団の訪韓を受けた今後の対応については言及しなかった。 ノロウイルスの感染拡大など国内問題の報告を受けただけで、最重要課題に浮上した南北問題については取り上げなかったという。 政界やメディアでは北朝鮮代表団の訪韓の分析や今後の対応方向を巡る議論が活発になっているが、鍵を握る文大統領は慎重な姿勢を見せているようだ。 政権初期から「朝鮮半島平和構想」を国内外に示した文大統領としては、訪朝と南北首脳会談の開催は任期内に進めるべき最も重要な課題になる。急ぎすぎて南北首脳会談が実現できなくなるよりは、念入りに準備し、緻密な戦略を練って推進する方向で検討しているもようだ。 南北首脳会談を開催するためには米国や日本など周辺国から支持と同意を得るなど、外交的に友好な環境を醸成しな
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