日本における保険の分類として、第一分野から第三分野に分けるものがありますが、第一分野は終身保険、定期保険、養老保険などの「生命保険」を示し、第二分野は火災保険、自動車保険などの「損害保険」を示します。 また第三分野とは医療保険、傷害保険、介護保険、ガン保険など、第一分野にも第二分野にも該当しない保険を示しますが、この第三分野の特徴として、生命保険会社と損害保険会社の両者が販売できる点になります。 つまり生命保険に該当する医療保険もあれば、損害保険に該当する医療保険もあるという事ですが、生命保険と損害保険には次のような違いがあります。 (1)保障対象の違い 生命保険は万が一の際の死亡や入院など、人間の生命や傷病(ケガや病気)を保障対象とした保険であるのに対し、損害保険は火災で焼失した家や家財道具など、モノ(物)を保障対象とした保険になります。 しかし自動車保険などは事故の被害を受けたモノ(物