【上原佳久、小原篤】人気マンガ「ドラえもん」(藤子・F・不二雄作)を英訳した電子書籍が23日から、米国で配信される。アジアを中心に世界で親しまれている人気者も、米国進出は実は初めて。「頼りないのび太は、米国では人気が出ない」ともされてきたが、いよいよ巨大市場に挑戦する。 「イッツ・ア・ホプター(はい、タケコプター)」 英語版では、読者がなじみやすいように、登場人物の愛称や「ひみつ道具」の名前を変更。のび太は「ノビー」、ジャイアンは「ビッグ・ジー」だ。ドラえもんの大好物どら焼きは「ファジー・パジー・パイ」(ふわふわした柔らかいパイの意味)に改めた。 出版元の小学館が、米アマゾンの電子書籍ストアで、米国とカナダ向けに配信する。1冊3話入りで、2・99ドル。今月から毎月1冊ずつ配信していく。