【ソウル=名村隆寛】スウェーデンの家具大手イケアは4日、「SEA OF JAPAN(日本海)」との表記があるとして、韓国国内で猛反発を受けている装飾品の壁掛け地図の販売を、来年から全世界で中止すると発表した。韓国メディアが報じた。 イケアはソウル近郊、光明(クァンミョン)市での韓国第1号店オープンを18日に控えている。約20%の商品を毎年入れ替えており、「その一環として問題となった装飾用地図を2015年の商品から外す」と説明。韓国政府は日本海の呼称を認めず「東海」を主張し、地図では併記するよう主張している。 11月にホームページと商品の装飾用地図に「日本海」の表記があることが発覚し、イケアは「おわび」を表明。「韓国では(問題の商品を)販売しない計画だった」と説明したが、「韓国以外では売るのか」などと批判が強まり、不買運動の動きも出ていた。