近年、アンモニアは二酸化炭素を排出しないカーボンフリーな石油代替燃料として注目を集めている。アンモニアは可燃性ガスで、ガソリンや軽油等の代替燃料として火力発電や工業炉等で広く利用できる。しかし、燃え難く、燃やしたときに有害な窒素酸化物を生成する恐れがあるという欠点があった。 日隈助教らはこれまで、アンモニア燃料の問題を解決する「触媒燃焼法」について研究を進めてきた。触媒燃焼法とは、燃料などを燃焼処理する際に、化学反応を促進したり抑制したりする物質を触媒として加える手法。今回開発されたのは、アンモニア燃焼性を向上させ、同時に窒素酸化物の生成を抑える新しい触媒だ。 一般的な材料と工業的に広く用いられている手法で、簡易かつ低コストで製造できるにもかかわらず、この新規触媒を使用してアンモニアを燃焼させたところ、高活性かつ窒素を選択的に生成(窒素酸化物の生成を抑制)し、さらに触媒自体は高温下でも変質
The gastric proton pump—the H+, K+-ATPase—is a P-type ATPase responsible for acidifying the gastric juice down to pH 1. This corresponds to a million-fold proton gradient across the membrane of the parietal cell, the steepest known cation gradient of any mammalian tissue. The H+, K+-ATPase is an important target for drugs that treat gastric acid-related diseases. Here we present crystal structures
名古屋大学細胞生理学研究センター/大学院創薬科学研究科の阿部一啓准教授、藤吉好則客員教授らの研究グループは、消化にとって重要な胃酸分泌を担う胃プロトンポンプの構造を原子レベルで解明することに成功した。 今回、研究グループは、ヒト由来の培養細胞を用いて人工的に胃プロトンポンプを発現させ、ここから大量に調製した胃プロトンポンプを使って3次元結晶を作成し、大型放射光施設Spring-8のX線マイクロフォーカスビームを利用して回折データを取得することにより、胃酸抑制剤が結合した結晶構造を原子レベルで解明することに成功した。胃酸抑制剤は胃プロトンポンプのイオンの通り道にすっぽりとはまり込み、ブロックすることで活性を阻害していることが分かった。また、胃イオンポンプのイオン結合サイトのアミノ酸の違いや構造によって、他のイオンポンプでは達成できない強い酸性環境を胃の内部に作り出す仕組みを構造解析により初め
世界人口の増加と経済成長により、2050年には現在の1.6倍以上の食糧増産が必要になると予測されている。農作物の安定的かつ持続的な生産向上が急務となっており、特に干ばつは農作物の生長や収穫量に大きく影響を及ぼすため、植物が持つ乾燥ストレス応答のメカニズムを理解し、その技術を応用して不良環境下でも高い生産性を示す作物の開発が求められている。 こうした中、理化学研究所、東京大学らの共同研究グループは、植物が体内で移動性の「CLE25ペプチド」を使って根と葉で情報をやりとりし、乾燥ストレス耐性を高めていることを発見した。 今回、共同研究グループは、植物に乾燥ストレスがかかったときに根の細胞から道管に放出される「CLE25ペプチド」を発見した。さらに、このペプチドが葉に移動し受容体に結合すると、葉の維管束細胞内にABAの合成を開始させるシグナルが伝わることを解明した。 本成果により、植物は移動性の
栃木県那須町の沼野井地区内の余笹川周辺で、カワウソに似た動物の目撃情報が相次いでいる。 絶滅したとされる「ニホンカワウソ」の可能性もあるとして、地元住民らが「カワウソ調査隊」を結成し、14日から捜索を開始した。 カワウソはイタチの仲間の哺乳類で、尻尾を含めた体長は1メートル前後。ヨーロッパからアジアにかけて広く生息する。国内にもニホンカワウソが河川などの水辺に広く生息していたが、毛皮目的の乱獲や河川の水質悪化などの影響で、1979年に高知県で確認されてから目撃情報がなく、2012年には国から「絶滅種」に指定された。 那須町で自然保護などに取り組む「なす魚類調査クラブ」の代表を務める山田正美副町長によると、昨年8月にクラブ員が余笹川と黒川の合流地点付近で「カワウソらしき動物」を見かけたほか、10月にもクラブ員による2件の目撃情報があった。 12月には町民から余笹川河川敷で「カワウソのような動
富山県魚津市三ヶの魚津水族館で13日から、ホヤの仲間のオオグチボヤが展示されている。 同水族館によると、展示は国内で数回しか行われたことがなく、珍しいという。 展示された個体は富山湾魚津市沖の水深約300メートルの刺し網にかかっていたところを漁師に発見された。半透明の体で体長約25センチ。体上部の口に当たる部分を大きく開けて水を吸い込み、プランクトンなどの餌を食べるという。通常は深海の岩などに付着して成長するが、この個体はビニール袋に付着していた。 オオグチボヤは富山湾の海底に群生していることが確認されているが、生態はまだよくわかっていない。これまで同水族館と新江ノ島水族館(神奈川県)、アクアマリンふくしま(福島県)でしか展示されたことがないという。 長期飼育は難しいといい、同水族館飼育員の木村知晴さんは「生きた状態のオオグチボヤを見られる機会は貴重。ぜひ見に来て」と話していた。
人気が高まっている「秋田犬」を間近で見ることができる施設が秋田市の中心部にオープンし、初日から多くの家族連れでにぎわいました。 施設では、常に2頭の秋田犬が展示され、触ることはできませんが、間近で見たり一緒に写真を撮ったりできます。15日は、オープンに合わせて家族連れなど多くの人が訪れ、尻尾をふりながら元気に歩き回る秋田犬の表情を楽しんでいました。 施設では、合わせて8頭の秋田犬を交代で展示するため、日にちや時間帯によって、違う犬に会えるということです。また、この施設では、飼い主が飼育を放棄した秋田犬を保護し、新たな飼い主を探す取り組みも行うということです。 2歳の息子と一緒に訪れた秋田市の34歳の男性は「実際に見ると大きな尻尾がかわいいと思いました」と話していました。 「秋田犬ステーション」は毎週、火曜と木曜、それに土日の4日間、午前11時から午後3時まで営業しています。 秋田市中心部の
記念の式典で、運営するオリエンタルランドの加賀見俊夫会長が、「今後もさまざまな開発を計画しており、オンリーワンの施設を目指したい」と述べ、既存のテーマパークの拡張を検討していることを明らかにしました。 東京ディズニーランドと平成13年に開園した東京ディズニーシーを合わせたこれまでの入園者数は、7億2000万人余りに上っています。一方で混雑が課題となっていて、テーマパークの拡張は抜本的な改善策にもつながると期待されています。 オリエンタルランドの宮内良一執行役員は「規模や時期はまだ決まっていないが、新たな魅力を作っていきたい」と話していました。 園内では35周年を記念する装飾が施され、訪れた人は写真を撮るなどして楽しんでいました。東京から訪れた20代の女性は「ここに来るために毎日頑張っています。施設を拡張して、もっと楽しい場所になってほしいです」と話していました。
謎に包まれているウナギの生態がまた1つ明らかになりました。ウナギの稚魚は、日本などにやってくる前に台湾の近海にとどまり、より泳ぐ力の高い形に姿を変えている可能性があることがわかり、研究グループは、さらに生態の解明を進めて資源の保護につなげたいとしています。 これまで、稚魚はひたすら海流に身を任せて日本などにやってくると考えられていて、漁獲量や時期が変動するのは産卵数の変化とともに、海流の影響が大きいのではないかと指摘されていました。 これに対し、水産研究・教育機構などの研究グループは、台湾東部の海域で日本などにやってくる前の稚魚を捕らえて詳しく分析しました。 その結果、それまでは「レプトセファルス」と呼ばれる海流に流されやすい平たい形をしていたのが、この海域で「シラスウナギ」と呼ばれる、より泳ぐ力のある細長い形への「変態」を始めていたことがわかりました。 さらに「耳石」という組織の分析から
Photograph by Giordano Mazzolini, National Geographic Your Shot ケニア、マサイマラ国立保護区を歩き回るゾウたち。最近の調査結果によると、この保護区でのゾウの個体数は、2014年以降、72%増加したという。 この写真はナショナル ジオグラフィック協会の写真コミュニティ「Your Shot(英語サイト)」に投稿されたものです。
エヘ・カフェテロは、南米コロンビア西部にあるコーヒーの一大産地。緑豊かな山々の奥深くにコーヒー農園が密集しているが、そのなかのいくつかの農園に、ほかで見かけないユニークな人々が働いている。(参考記事:「中南米のコーヒー生産を脅かす「さび菌」と気候変動」) 彼らは、農園での1日の仕事が終わると、寮に戻って化粧をし、アクセサリーを身につけ、女性らしい服を着る。それが彼ら(=彼女ら)の性自認(体の性に関係なく、自分自身が認識している性別)と一致する格好なのだ。 彼女らはトランスジェンダーだ。そのため、故郷である先住民エンベラ族のコミュニティーでは受け入れられない。家族や子どもがいたとしても、罰せられたり、村を追放されたりすることが多い。けれどもコーヒー農園でなら、ありのままの自分を受け入れてもらえるのだ。(参考記事:「曖昧になる男女の境界」)
ダ・ヴィンチ説を検証、大阪市立大学などが量子乱流のユニークな構造を発見 大学ジャーナルオンライン編集部 大阪市立大学の湯井悟志大学院生、坪田誠教授らの研究グループは、慶應義塾大学との共同研究において、極低温状態で発生する量子乱流の発達に伴い、常流体の速度分布が大きく変形することを発見。数百年の謎である乱流の解明に大きく迫る成果という。 物質が極低温になると金属では電気抵抗がゼロになる「超伝導」が、流体では液体の粘性がゼロになる「超流動」が報告されている。液体ヘリウムにおいて観測される超流動現象は、量子力学に支配された現象であることが知られている。 理論物理学者ランダウは、この超流動現象に関して粘性がなくなった超流体と粘性を持つ常流体が混在した「二流体モデル」を提案。二流体モデルは、低温物理学の多様な現象の解明に大きく貢献した。一方、量子渦の変形・輸送で表現される超流体と水のように空間を隙間
8年前に亡くなった劇作家の井上ひさしさんが晩年に構想していた、戦争や戦後を描く三部作が、3作そろった形で舞台化されることになりました。 このうち、広島で被爆した父と娘を描いた「父と暮せば」は、井上さんの代表作の1つとして長年上演が続けられてきましたが、長崎の被爆者に焦点を当てた「母と暮せば」はタイトルだけが残されて、後に山田洋次監督が脚本を書いて映画化し、沖縄戦を描こうとした「木の上の軍隊」もわずかなメモを残していたのみで、井上さんの死後、舞台になっています。 この3つの作品について、井上さんが旗揚げした劇団「こまつ座」が、遺志をついで、「戦後“命”の三部作」としてことし6月から順次、上演していくことを発表しました。 「母と暮せば」の舞台は、山田監督の監修で今後、新たに製作され、会見で山田さんは「とても大変なチャレンジだが、この三部作がこれからも繰り返し上演されることが、今後、この国や世界
京都大のチームは16日、治療が難しい糖尿病などによる皮膚潰瘍や重度の熱傷などへの治療効果が高い人工皮膚を肌着大手グンゼと共同開発したと発表した。時間をかけて薬剤を患部に浸透させる機能があり、従来の人工皮膚より治るまでの時間が数倍早く、薬剤塗布の回数も減るという。今月10日に国から製造承認を受け、夏以降にも発売する。 従来はコラーゲン100%だった人工皮膚の成分の10%をゼラチンに改良。薬剤を塗ると、ゼラチンが分解する際に放出されるため、皮膚下の患部にゆっくり持続的に浸透する。2010年から京大病院で治験を実施。治療が難しい30~80代の皮膚潰瘍の患者17人で調べると、元々患部の状態の良くなかった1人を除いて治りが早かった。
アイロンで洋服に貼り付けて使える薄いシート状の太陽電池を理化学研究所などの研究グループが開発しました。 厚さは1000分の3ミリでアイロンで洋服に貼り付けて使えます。このシート状の太陽電池を服の両肩に貼り付ければ、携帯用の音楽プレーヤーの電源などとして使えるということです。 理化学研究所の福田憲二郎専任研究員は「洋服の生地に体温や心拍数を測るセンサーを埋め込んだ『スマートテキスタイル』が注目されているが、その電源などに使えるよう、発電量を高めたい」と話しています。
4月10日、ウガンダのクイーン・エリザベス国立公園内で8頭の子ライオンの死骸が発見された。毒殺された疑いがある。写真のライオンは、そのうちの1頭。(PHOTOGRAPH BY ALEXANDER BRACZKOWSKI) 4月10日、アフリカのウガンダ南西部にあるクイーン・エリザベス国立公園で、ライオン11頭が死んでいるのが見つかった。毒殺された可能性がある、と保護当局が明らかにした。死んだのは子どものライオン8頭とおとなのメス3頭。オス3頭とともに、ひとつのプライド(群れ)を形成していた。(参考記事:「動物大図鑑 アフリカライオン」) このプライドは、公園内の他のライオンとともにテレビの動物保護のドキュメンタリー番組に登場したことがある。木に登って枝の上でくつろぐ様子が紹介されたところ、この珍しい行動が注目を集め、公園には多くの観光客がやって来た。木に登るライオンは珍しいが、同公園にはほ
米国ニューヨーク、タイムズスクエアからほど近い街角。路上画家に描いてもらった自分の似顔絵を見て、ヤ・カカさんとハウワさんはくすくす笑う。大きな冬用コートの下から色鮮やかな布地がのぞいてはいるが、10代の少女2人は街に自然に溶け込んでいる。 こうして安心して楽しめる時間は、「ボコ・ハラム」の拘束から逃れて以来、2人が求め続けてきたものだった。ボコ・ハラムは、アフリカのナイジェリアで多くの犠牲者を出しているイスラム過激派集団だ。(参考記事:「ボコ・ハラムとは何者か、ナイジェリアの混迷」) 「逃げ出して、こんな場所に来られるとは全く思いませんでした」。米国への旅を振り返り、ヤ・カカさんはこう語る。被っている帽子には「Washington, D.C.」の文字。「生き延びられるとは、考えもしなかったのです」
起こそうとされても立ち上がれなくなった子ライオン。(字幕は英語です)(FOOTAGE:WILDEARTH.TV, FACEBOOK.COM/SAFARILIVE, VIDEO:FRITZ BURNET) 2016年、南アフリカ、クルーガー国立公園に隣接するサビサンド私営動物保護区で、ライオンの子ども4頭が謎の病気にかかった。動きが鈍くなり、やせ細って衰弱し、まるで抜け殻のようだったと専門家は言う。後ろ脚が徐々に動かせなくなり、前脚だけで体を引きずるようにして歩かなければならなくなった。 その後も病気の進行は速く、あっという間に尻から下が完全に麻痺し、地面に横たわり自分で動くこともできなくなった。 獣医が診察したときには、すでに2頭が死んでいた。後でわかったことだが、ほぼ同時期におとなのメスライオン2頭も同様に、もうろうとして眠り続ける症状に陥っていた。同地域の他のライオンも病気にかかってい
観測できる範囲がこれまでより格段に広く、生命を育む環境が整った、“第2の地球”を発見できるのではないかと期待されているNASA=アメリカ航空宇宙局の新型の宇宙望遠鏡の打ち上げは、ロケットの正確な打ち上げに必要なデータの再検証のため、現地時間の18日に延期になりました。 しかし、NASAによりますと、ロケットの正確な打ち上げに必要なデータの再検証のため、打ち上げは現地時間の18日に延期されたということです。 TESSは高性能のカメラ4台を搭載し、これまでの宇宙望遠鏡より格段に広い、宇宙の85%の方向から届く光を観測でき、NASAは、2年かけて300光年以内の距離にある惑星のほとんどを調べる計画です。 TESSを使った観測から数千個の惑星が見つかると予想されていて、この中から、太陽のように光を放つ星から適度に離れ、水が液体のままで存在し、生命を育む環境が整った“第2の地球”を発見できるのではな
和歌山県沖で群生する世界最北限のサンゴについて、環境省が調査した全6地点で、死滅につながる白化現象が確認され、5地点では85~95%が実際に死滅していたことがわかった。 昨秋、12年ぶりに発生した「黒潮大蛇行」と今冬の寒波が重なり、海水温が低下したことが原因とみられる。 調査は今年2~3月、同省田辺自然保護官事務所が県南部の田辺湾周辺で地元ダイバーらと実施した。 サンゴの白化は、海水の高温化や低温化などでサンゴがストレスを感じると、共生するプランクトンが抜け出して白い骨格だけが残る現象で、全6地点の90%以上で確認。昨年12月に2地点を調査した際はいずれも5%以下しか確認されておらず、今冬、急速に白化が進んだとみられるという。同事務所は今後、定点観測を行い、経緯を見守る方針。
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東京大学医科学研究所幹細胞治療研究センター幹細胞治療分野、スタンフォード大学医学部幹細胞生物学・再生医療研究所の中内啓光教授と、スタンフォード大学の山本玲氏らのグループは、造血幹細胞の加齢による変化を明らかにした。造血幹細胞は加齢とともにリンパ球系への分化能力を失っていくが、自己複製能は比較的維持され、長期の観察においては、その変化が可逆的であることも明らかになった。 共同研究チームは、若齢マウスと加齢マウスの骨髄から造血幹細胞画分を採取し単一細胞移植を行うことにより、生体内での単一細胞レベルでの能力を比較した。その結果、加齢により造血幹細胞画分には、リンパ球への分化能力を失っているが自己複製能は維持した細胞の割合と数が増加することが分かった。さらに、その骨髄細胞を2次移植し長期観察を行うと、リンパ球への分化能力が再び認められたという。このような性質を持つ造血幹細胞は若齢マウス骨髄内には観
江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の弟子の画材を分析したところ、絵の具を固めるために使ったとみられる「アラビアゴム」だとわかったと大学などの研究グループが発表しました。当時の国内の画材からアラビアゴムが見つかったのは初めてだということで、研究グループは北斎自身も使っていた可能性があるとしています。 それによりますと、北斎の弟子の平松葛斎が使ったとされ、その子孫が小布施町で保管してきた絵具箱に残されていた画材のうち小型の樹脂の塊を分析したところ、アラビアゴムだとわかったということです。 研究グループによりますとアラビアゴムは当時、絵の具を固めるために一般的に使われた「にかわ」の代わりの画材と見られるということです。アラビアゴムはより鮮やかな色合いを出すことができ、当時の国内の画材から見つかったのは初めてだということです。 さらに、北斎の著書には、アラビアゴムを連想させることばが記されているということ
ユネスコ=国連教育科学文化機関は静岡県の伊豆半島について、活火山がつらなった地形が集まる世界でも唯一の地域だとしてユネスコの「世界ジオパーク」に認定しました。 ユネスコの「世界ジオパーク」は地球の成り立ちを知るうえで世界的に貴重な地形や地質がある地域を認定するもので、これまで民間の団体が審査をしていましたが、3年前からユネスコの正式な事業となっています。 認定理由について、ユネスコは、伊豆半島がプレートの沈み込みの影響で活火山がつらなった地形が集まる世界でも唯一の地域で、およそ1キロにわたる大規模な横ずれが見つかっている丹那断層で行われている研究は、世界の活断層研究を主導してきたとしています。 ユネスコの「世界ジオパーク」には日本から北海道の洞爺湖有珠山や新潟県の糸魚川地域など、これまでに8つの地域が認定されていますがユネスコの正式な事業になってから認定されるのは伊豆半島が初めてとなります
科学的に価値の高い地形や地質などを認定する世界ジオパークに、静岡県の伊豆半島が認定された。 国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)が17日、パリで開かれた執行委員会で決定した。国内では阿蘇(熊本県)などに続いて9か所目。世界では38か国140か所となった。 伊豆半島には、海底火山の地層断面を観察できる堂ヶ島や、お椀(わん)を伏せたような形の火山の大室山などがあり、世界で唯一、二つの活火山の列が衝突を続けている場所だ。火山活動の歴史をたどれるなど、地質学的な価値の高さが評価された。 決定を受け、ガイドを務める静岡県三島市の鈴木由美子さん(72)は「伊豆がもっと注目されて、盛り上がってほしい」と喜んだ。 伊豆半島は、2015年の審査で外国人観光客に対応できるガイドの不足などを理由に「保留」とされたが、再度の現地審査を経て、今年3月に認定候補として推薦されていた。
「da Vinci Surgical System(ダヴィンチ)」を用いたロボット支援下内視鏡手術(ロボット手術)の保険適用の対象が大きく拡大された。新たに胃癌や食道癌、肺癌、直腸癌など、12の術式で保険の適用が認められることとなった。 しかしながら既に保険適用されている前立腺癌や腎癌とは異なり、ダヴィンチを用いることによる加算は付かず、現在これらの疾患に対して行われている胸腔鏡下手術や腹腔鏡下手術と同じ点数とされた。ロボット手術は既存の手術と同等程度の有効性・安全性を有すると考えられるものの、優越性を示す科学的根拠が十分には示されていないことが反映された。ダヴィンチの減価償却費、保守点検料、消耗品などを考慮すると、医療機関にとっては赤字となる。 今回の保険適用の背景には、評価基準の変更と先進医療の位置付けの変化、そして世界に取り残されるのではという危機感があった。 優越性が示されていない
監修 埼玉県総合リハビリテーションセンター 副センター長(神経内科)市川忠先生 理学療法科 主任 理学療法士 笠井健治先生 パーキンソン病の患者さんがご自宅で出来る運動を動画で紹介しています。筋力維持のための運動、柔軟性維持の運動、姿勢や歩行の改善、疲れにくい身体を作るための運動を理学療法士が実演解説いたします。 パーキンソン病におけるリハビリテーションは、薬物療法や外科治療と並んで身体機能を維持するために必要な治療のひとつです。 あなたの体の状態や気になる点に合わせて適切なリハビリテーションを行いましょう。 パーキンソン病の進行度が軽度の場合には、積極的に運動を行いましょう。中等度以上の場合には、現在の体の状態を維持したり、転倒を予防したり、良い姿勢を保つための運動が適しています。 リハビリテーションは継続して行うことが重要です。 体は定期的に動かすことで、機能が維持されたり向上したりし
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“内科外来を担当する”、“専門領域以外の内科診療にもあたる”、そんな状況下で、“今、何をすべきか(どうしのぐか)”、“専門医に送るヒントは何か”を重た過ぎず、読破できる最小限なサイズで、やさしく解説した手引き書。検査値異常や診察室で遭遇する症状・症候に対して、“初診時に何を聞くか”、“何を診るか”、“どう対応・対処するか”に素早くたどり着ける。“すぐに電話で相談する専門医”の代わりとして、卓上に置いてもらいたい一冊。 検査値の異常 1 尿蛋白≧150mg/日-蛋白尿 2 腎炎とネフローゼ症候群 3 血清尿酸値≧7.0mg/dL-高尿酸血症と痛風 4 ペプシノゲン検査-胃癌のリスクマーカー 5 AST,ALT,γGTPの上昇-パターンで見分ける 6 血小板数≧45万/μL-血小板の増多 7 血小板数≦15万/μL-血小板の減少 8 汎血球減少症-白血球,赤血球,血小板すべてが減少 9 貧血-
特集 内分泌緊急症 はじめに 伊藤 裕・栗原 勲 下垂体卒中 福原紀章 甲状腺クリーゼ 赤水尚史 粘液水腫性昏睡 大野洋介・他 副腎クリーゼ 田邉真紀人・柳瀬敏彦 褐色細胞腫クリーゼの治療 成瀬光栄・立木美香 糖尿病緊急症-診断と治療のポイント 及川洋一・島田 朗 カルシウム代謝疾患の救急 竹内靖博 連載 救急医学-現状と課題(14) 陸上自衛隊における救急医療の現状とこれから 竹島茂人 Sustainable Development を目指した予防医学(4) アレルギーと予防医学 下条直樹 TOPICS 生化学・分子生物学 RNA 分解酵素Regnase-1 による鉄代謝制御 吉永正憲・竹内 理 病理学 パリシステム-はじめての国際的尿細胞診報告様式 都築豊徳・他 糖尿病・内分泌代謝学 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017 のポイント 木下 誠 FORUM 【NEW】Choosing
特集 イラストで学ぶ解剖学的変異-外科手術アトラス ●編集にあたって 國土典宏 I.総論 1.解剖学的変異とは-そのとらえ方,考え方 秋田恵一 II.乳腺 1.陥没乳頭,副乳,異所性乳腺 松永有紀 2.乳管走行のバリエーション 何森亜由美 3.胸筋/胸筋神経の解剖学的変異(Langerの腋窩弓,胸骨筋) 多田敬一郎 4.肋間上腕神経と鎖骨下動静脈とその分枝の解剖学的変異 高橋洋子 5.センチネルリンパ節の解剖学的変異 橋本政典 III.頸部,上部消化管領域 1.反回神経と下甲状腺動脈の走行異常 舛岡裕雄 2.右鎖骨下動脈起始異常と非反回神経 山田和彦 3.胸管の走行異常と乳び胸 山﨑誠 4.大動脈弓の先天性異常(重複大動脈弓,右大動脈弓) 寺島秀夫 5.下大静脈欠損症 宮崎達也 6.腹腔動脈の解剖学的変異(Adachi分類とMichels分類) 大山繁和 7.The infracardia
特集 高齢者医療ハンドブック-高齢者医療におけるダイバーシティへの対応 ≪Editorial≫ 多病・多様性・生活環境に即した医療提供 小島太郎 ≪第I章 高齢者の特性を理解する~生理機能の加齢変化~≫ 1.運動機能 松井康素 2.精神・神経機能 櫻井博文・羽生春夫 3.呼吸機能 山本寛 4.内分泌・代謝機能 荒木厚 5.心血管機能 吉栖正生 6.腎機能 猪阪善隆 7.泌尿器機能 吉田正貴ほか 8.免疫機能 杉原毅彦 9.生活機能 牧迫飛雄馬 10.口腔機能 大野友久ほか ≪第II章 高齢者と老年症候群≫ 1.ふらつき・転倒 小川純人 2.もの忘れ 石木愛子ほか 3.尿失禁 竹屋泰 4.誤嚥 海老原覚 5.便秘 須藤紀子 6.やせ 梅垣宏行 7.抑うつ 阿部庸子 8.褥瘡-褥瘡の外力制御と湿潤調節による外用薬治療(Furuta Methods) 古田勝経 ≪第III章 高齢入院患者の病態評
安全な輸血のために必須の基礎知識を,コンパクトにわかりやすくまとめた,大好評の輸血入門書!巻末には医学生の実習に役立つ実習の手引き,各種認定試験対策に役立つセルフアセスメントテストつき! チャート・インデックス序章 輸血療法の概要1 輸血療法とは2 輸血の実際第1章 輸血事故・副反応の知識とその防止1 輸血事故とその防止2 輸血の副反応(異型輸血以外)とその防止第2章 輸血検査の実際1 ABO血液型の判定方法2 Rh血液型の判定方法3 交差適合試験4 不規則抗体第3章 輸血における問題点の認識1 輸血とインフォームドコンセント2 血液製剤の安全性の確保3 安全対策の実際4 ウインドウピリオド5 輸血感染症第4章 血液製剤の使用基準1 赤血球製剤の使用指針2 新鮮凍結血漿(FFP)の使用指針3 アルブミン製剤等の使用指針4 血小板製剤の使用指針5 血漿分画製剤の適応(アルブミン以外)第5章
「医療関係の皆さま向け情報ページ」は、当社の医療機器に関する情報を、医療関係の皆さまへご提供することを目的として作成しております。 一般の方への情報提供を目的としたものではありませんので、あらかじめご了承ください。
韓国で、とある女子アナが話題だ。渦中の人物はイム・ヒョンジュという女性アナウンサーで、MBCの朝ニュース番組『ニューストゥデイ』のキャスターを務めている。 放送事故や不適切な発言があったわけではない。彼女が“メガネをかけて”ニュース番組に出演したことが注目を集めているのだ。 「MBCイム・ヒョンジュ、“メガネ進行”話題…地上波女性キャスター初のメガネ着用者は?」(『中央日報』)、「メガネをかけたイム・ヒョンジュ“ニュースの準備にもっと集中したかった”」(『韓国日報』)と、多くの韓国メディアが報じている有様だ。 (参考記事:メガネをかけてニュースを報じた女子アナのイム・ヒョンジュ、日常オフカットまでも話題に) メガネの美女アナウンサーは過去にもいたが…なぜ、メガネをかけてニュースを報じただけで、それがまた“ニュース”になるのか。 メガネをかけた女子アナが注目されたワケを『スポーツ・ソウル』は
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