タグ

ブックマーク / www.naro.go.jp (33)

  • 動物衛生研究部門:CSF(豚熱):まえがき | 農研機構

    豚熱は昭和44年(1969年)に実用化された豚熱生ワクチンによって激減しました。その後、ワクチン未接種豚に発生がみられたものの、平成4年(1992年)の発生をもってわが国からは豚熱はみられなくなり、平成8年(1996年)からは5ヶ年計画で「豚熱撲滅体制確立対策事業」によって自衛防疫によるワクチン接種の中止が図られました。しかしながら、一部生産者からのワクチンの使用継続の要望が強く、都道府県知事の許可による使用が引き続き認められてきました。過去、ワクチン接種によって豚熱の防疫に功を奏した経験を持った生産者からすれば、安心のために使用を望むことは理解できることですが、集団免疫という理論を持って使用するワクチンには一部使用という概念は存在しません。しかも生ワクチンには病原性復帰の問題も付きまといます。実際、一昨年(2004年3~9月)に起こった鹿児島県での豚熱疑似患畜事例では使用していた生ワクチ

    frothmouth
    frothmouth 2019/09/15
    “生ワクチンには病原性復帰の問題も付きまといます。実際、一昨年(2004年3~9月)に起こった鹿児島県での豚コレラ疑似患畜事例では使用していた生ワクチンからの病原性復帰ではなかったものの、おそらくは正規のワクチ
  • (研究成果) 日本全国の土壌有機態炭素地図を作成 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 日全国の土壌有機態炭素地図を作成 - FAO作成の全世界地図の日部分、気候変動対策の立案などに利用 - ポイント 国連糧農業機関(FAO)1)が全世界を対象に作成する地球土壌有機態炭素2)地図について、その日部分を農研機構農業環境変動研究センターと森林研究・整備機構森林総合研究所が作成しました。成果は、気候変動対策の立案や、持続可能な土壌資源の管理・利用を行うための、土壌有機態炭素に関する国際的な基盤データとして利用できます。 概要 土壌は気候変動、料安全保障、持続可能な農林業開発、生物多様性の保全といった地球規模の問題に直接・間接的に関わっています。FAOに事務局を置く地球土壌パートナーシップ(FAO-GSP)3)は、これら問題解決に貢献する活動の一環として、FAO加盟国に協力を呼びかけて地球土壌情報システム(Global Soil Inform

  • (研究成果) 資源作物「エリアンサス」を原料とする地域自給燃料の実用化 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 資源作物「エリアンサス」を原料とする地域自給燃料の実用化 - 研究から実用化までの切れ目ない連携による事業化モデル - ポイント 研究機関・栃木県さくら市・(株)タカノの切れ目ない連携により、地域自給燃料の事業化に成功しました。 この事業では、農研機構と国際農林水産業研究センターが共同で開発した資源作物「エリアンサス1)」を(株)タカノが栽培して燃料に加工し、さくら市が温泉施設のボイラで使用しています。 「エリアンサス」は東北南部の低標高地から九州までの非積雪地で栽培が可能です。 概要 温室効果ガス排出削減のため、再生可能エネルギーの一つとして、資源作物から作られるバイオ燃料の利用が期待されています。農研機構と国際農林水産業研究センター(以下、JIRCAS(/rp>ジルカス))は、料生産と競合せず、収量が高く低コストで栽培できる作物としてイネ科の多年草である

  • (研究成果) 「青いキク」が誕生 | プレスリリース・広報

    ポイント 農研機構野菜花き研究部門は、サントリーグローバルイノベーションセンター(株)と共同で、「青いキク」の開発に成功しました。色素を修飾する2種類の遺伝子をキクに導入することで、花弁を青色にしました。成果により、花色のバリエーションが拡がり、キクの高付加価値化、新たな用途の提案が可能になり、花き産業の発展に貢献できます。 概要 キクは日の切り花出荷量の40%を占める重要な花きです。キクには黄・赤など様々な花色がありますが、青紫や青といった花色はなく、青いキクの開発が望まれていました。キクには青い花をもつ近縁野生種が存在しないため、交配など従来の品種改良法では青いキクの開発は困難でした。そこで農研機構はサントリーと共同で、遺伝子組換え技術を用いて、青いキクの開発を目指しました。2013年には青紫色のカンパニュラの色素修飾遺伝子を働かせることで、目標とする色素をほぼ100%持つキクを開

  • (研究成果) 西南暖地に向く早生モモ新品種「さくひめ」 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 西南暖地に向く早生モモ新品種「さくひめ」 - 冬の気温が高くても栽培可能で品質優良な品種 - ポイント 温暖化により冬の気温が高くても安定した開花と果実生産が見込める、早生のモモ品種「さくひめ」を育成しました。 早生の主要品種である「日川白鳳1)」に比べて5日ほど早く収穫でき、果実品質は同等です。 概要 日の主要なモモ品種が春に正常に開花するためには、冬に一定時間以上、低温にさらされる必要がありますが、今後温暖化が進行すると、冬の低温が不十分となり、モモの生産が不安定になる産地があると見込まれています。このような地域でモモ生産を継続するために、低温にさらされる時間が短くても正常に開花する品種が求められています。 農研機構は、開花に必要な低温にさらされる時間(低温要求時間2))が日の主要品種の約半分に短縮されたモモ新品種「さくひめ」を育成しました。温暖化によ

  • 自律走行型農作業ロボットへのCANバス利用 | 農研機構

    アーカイブの成果情報は、発表されてから年数が経っており、情報が古くなっております。 同一分野の研究については、なるべく新しい情報を検索ください。 要約 情報機器の着脱が容易でシステムの拡張性が高いCANバスを介して、高精度GPSと姿勢センサ等のセンサ、アクチュエータ、コンピュータを接続することにより、操舵、車速、作業機等を分散制御して自律走行作業が可能な農作業ロボットを構築できる。 キーワード:GPS、CAN、ロボット、分散制御 担当:中央農研・高度作業システム研究チーム 代表連絡先:電話029-838-8815 区分:共通基盤・作業技術、関東東海北陸・作業技術 分類:研究・普及 背景・ねらい 農業労働力の高齢化と減少に伴い、担い手の規模拡大が進んでいる。しかし、一筆の圃場区画が大型化するのではなく、分散した圃場の数が増えることによる規模拡大であり、農業機械の大型化では対応しきれない。圃

  • (研究成果) 自動運転田植機を開発 | プレスリリース・広報

    詳細情報 背景と経緯 日の水稲作は、トラクタ、コンバイン、田植機に代表される農業機械の普及により、高速化と大幅な省力化が実現されました。一方、1経営体当たりの作付面積は増加の一途をたどり、なかでも10haを超える大規模経営がその過半数を担うようになっており、更なる高能率化、省力化が求められています。 そこで農研機構では、田植え作業で欠かすことのできない苗や薬剤の補給を行う補助作業者に注目し、田植機の運転操作を自動化することで、田植えと資材補給、監視を作業者1名で実現する、新しい田植え作業システムを開発してきました。 内容 市販の乗用田植機(8条)をベースとし、機体前方にRTK-GNSS※2のアンテナと受信機を備え、自機の位置を数cmの測位精度で把握します。また、三軸ジャイロセンサ※3を併設することで、自機の向き、傾きを計測して、より高精度な位置情報に補正します(図1)。 衛星測位情報など

  • (研究成果) 製パン適性に優れた寒冷地向け小麦新品種「夏黄金 (なつこがね) 」 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 製パン適性に優れた寒冷地向け小麦新品種「夏黄金 (なつこがね) 」 - パンをはじめ、様々な種類のパン製造に適する - ポイント 農研機構東北農業研究センターは、東北・北陸地域向けのパン用小麦品種「夏黄金 (なつこがね) 」を育成しました。「夏黄金」は、この地域のパン用主力品種「ゆきちから」よりもパン生地の力(1)が強く、「ゆきちから」では難しかったパンをはじめ、様々な種類のパンを製造できます。また穂発芽(2)しにくく、赤かび病(3)にも比較的強い品種です。 概要 東北・北陸地域における現在のパン用主力品種「ゆきちから」は、パン等に使われる強力小麦(4)と比べるとパン生地の力がやや弱い準強力小麦(4)のため、パンの製造が難しいなど製造できるパンの種類が限定される欠点がありました。 そこで農研機構は、たんぱく質の組成(5)を改良してパン生地の力を強くした

  • (研究成果) 放射性セシウムを吸収しにくい水稲の開発に成功 | プレスリリース・広報

    ポイント イオンビーム照射による突然変異法1)により、放射性セシウム2)を吸収しにくいコシヒカリ(Cs低吸収コシヒカリ)の開発に成功しました。 Cs低吸収コシヒカリは、イネの耐塩性に関わるタンパク質リン酸化酵素遺伝子(OsSOS2)3)に変異が生じたことで、根のセシウム吸収が抑制されました。 この結果、Cs低吸収コシヒカリでは、コメの放射性セシウム濃度が半減しました。 Cs低吸収コシヒカリの利用は、コメの放射性セシウム濃度を長期にわたり低減させる技術として期待されます。 概要 農地土壌から作物への放射性セシウムの移行を低減するために、水稲では、カリ肥料の増肥(カリ増肥4))が効果的な対策として実施されています。一方、長期にわたって、省力的かつ低コストで行える新たな低減対策も生産現場から求められています。 そこで農研機構は、イオンビーム照射による突然変異法により、放射性セシウムを吸収しにくい

  • (研究成果) 抹茶や粉末茶に適した緑茶用品種「せいめい」 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 抹茶や粉末茶に適した緑茶用品種「せいめい」 - 「さえみどり」よりも栽培適地が広く、関東以南で栽培可能 - ポイント 抹茶・粉末茶1)用の栽培(被覆栽培2))における収量、色合い、滋味(うま味など)に優れ、やや早生の緑茶用品種「せいめい」を育成しました。 高品質な緑茶用品種「さえみどり」よりも栽培適地が広く、関東以南で栽培できます。 高品質な抹茶や粉末茶、かぶせ茶3)、煎茶の提供による日産緑茶のブランド力強化と需要拡大に貢献します。 概要 高品質な抹茶や粉末茶の原料には、収穫前に2週間以上茶樹を覆う「被覆栽培」を行った新芽が用いられます。 農研機構は、被覆栽培における収量と製茶品質4)に優れた緑茶用品種「せいめい」を育成しました。緑茶用の主要品種である「やぶきた」や「さえみどり」よりも被覆栽培における収量が高く、色合いと旨味に優れた抹茶や粉末茶、かぶせ茶を製

  • (研究成果) 縞萎縮病に強い小麦新品種「タマイズミR」 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 縞萎縮病に強い小麦新品種「タマイズミR」 - 「タマイズミ」の長所はそのまま、欠点改良で生産拡大 - ポイント 多収で中華麺適性の優れた小麦品種「タマイズミ」を、半数体育種法1)とDNAマーカー選抜法2)利用により効率的に改良し、コムギ縞萎縮病3)に強くした新品種「タマイズミR」を育成しました。 「タマイズミR」はコムギ縞萎縮病が発生している畑で「タマイズミ」より多収で、その他の栽培特性や中華麺への適性は「タマイズミ」とほぼ同等です。 平成31年から三重県で一般栽培が開始される予定です。 概要 農研機構次世代作物開発研究センターは、多収で中華麺適性の優れた小麦品種「タマイズミ」を改良し、コムギ縞萎縮病に強くした新品種「タマイズミR」を育成しました。関東・東海などの温暖地での栽培に適しています。 「タマイズミR」のコムギ縞萎縮病への抵抗性は「強」で、タマイズミの

  • (研究成果) 移植水稲栽培での「雑草イネ」の発生を多数確認 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 移植水稲栽培での「雑草イネ」の発生を多数確認 - 直播栽培に限らず、全ての水田で雑草イネへの警戒が必要 - ポイント 減収や品質低下の原因となる雑草イネの発生は、直播栽培の水田に限定されると考えられてきましたが、調査の結果、移植栽培しか実施したことのない水田でも多く発生していることが明らかになりました。 直播栽培に限らず、移植栽培を含む全ての水田において、雑草イネへの警戒が必要です。 概要 「雑草イネ1)」は、水田に自生して雑草となるイネです。減収や品質低下の原因となるため防除が必要です。雑草イネは、国内では直播栽培の普及に伴い発生が増加していると認識され、移植栽培ではほとんど発生しないと考えられてきました。 しかしながら、農研機構中央農業研究センターが雑草イネ発生地区(27地区、8県)に聞き取り調査を行ったところ、23地区では直播栽培を行ったことがなく、これ

  • 非定型BSEから新規BSEが出現する現象を確認 | プレスリリース・広報

    ポイント 農研機構 動物衛生研究所は、非定型BSEプリオンから新たなBSEプリオンが出現する現象を確認しました。マウスで4代継代した非定型BSEプリオンは、異常プリオンたん白質の生化学的性状が変化し、牛やマウスにおける潜伏期や病態が異なっていました。 概要 牛海綿状脳症(BSE)は、ヒトへ伝播し変異型ヤコブ病の原因となったことから、の安全の問題を提起しました。肉骨粉などの動物性たん白質飼料の使用規制により、世界中で発生数の減少が認められています。我が国も、BSE対策の実効性が評価され、平成25年に国際獣疫事務局(OIE)1)により「無視できるBSEリスク」の国に認定されました。一方、従来型のBSEとは異なる性状の非定型BSEは全世界で100例ほど確認されていますが、孤発性と考えられる非定型BSE2)に関する科学的知見は乏しく、リスクの推定は困難となっています。 農研機構 動物衛生研究所は

  • 加工時に臭わず黄変しないダイコン新品種「悠白 (ゆうはく) 」と「サラホワイト」 | プレスリリース・広報

    プレスリリース 加工時に臭わず黄変しないダイコン新品種「悠白 (ゆうはく) 」と「サラホワイト」 - たくあん漬やおろしなどの新たな大根加工品の創出が可能に - ポイント たくあん漬に適した「悠白」とおろし・つま等の生加工や切り干しに適した「サラホワイト」を育成しました。 いずれも臭気や黄変の元となる成分 (4MTB-GSL) を含まないことから、今までに無いフレッシュ感のある大根加工品を製造することが可能です。 概要 農研機構と渡辺農事株式会社は、加工業務用ダイコンとしてたくあん原料に適した品種「悠白 (ゆうはく) 」とおろしやつま等の生加工や切り干しに適した品種「サラホワイト」を育成しました。 両品種ともに、ダイコンの辛味成分の前駆体でもあり臭気や黄変の元となる4-メチルチオ-3-ブテニルグルコシノレート (4MTB-GSL) を含まない、初めての実用品種です。 「悠白」を用いて製

  • 土壌攪拌(代かき)による放射性物質低減技術の実施作業の手引き | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 技術紹介パンフレット 技術紹介パンフレット 放射能対策技術 タイトル 土壌攪拌(代かき)による放射性物質低減技術の実施作業の手引き 発行年月日 2015年7月 1日 概要 除染技術参考資料 農研機構及び農環研は、関係機関(DOWAエコシステム株式会社、信州大学工学部、太平洋セメント株式会社及び福島県農業総合センター)と共同で、水田ほ場の土壌中の放射性物質を効果的に低減する除染方法として土壌攪拌(代かき)による放射性物質低減技術を改良し手引きを作成しました。この技術は、持ち出す土量が少量のため、作土層が薄い、又は下層に礫(れき)が存在するほ場や原発事故後に表土を耕起したほ場など、放射性物質を除去するための表土削り取りや反転耕による除染が難しいほ場に効果的です。今般公表する手引きでは、中山間地域の棚田などの小規模なものから平場の30a標準区画など

  • 「土壌攪拌(代かき)による放射性物質低減技術の実施作業の手引き」を公表 | プレスリリース・広報

    プレスリリース 「土壌攪拌(代かき)による放射性物質低減技術の実施作業の手引き」を公表 - 表土削り取りや反転耕が適用できないほ場に効果的! - ポイント 水田ほ場の土壌中の放射性物質を低減させる除染方法として土壌攪拌(代かき)による放射性物質低減技術を改良し、実務的な作業手引きを作成しました。 この技術は、表土削り取り※1や反転耕※2による除染が適用できないほ場に効果的です。 この手引きでは、具体的な除染作業内容と手順、除染後の水稲栽培の留意点について解説しています。 概要 農研機構及び農環研は、関係機関(DOWAエコシステム株式会社、信州大学工学部、太平洋セメント株式会社及び福島県農業総合センター)と共同で、水田ほ場の土壌中の放射性物質を効果的に低減する除染方法として土壌攪拌(代かき)による放射性物質低減技術を改良し手引きを作成しました。この技術は、持ち出す土量が少量のため、作土層が薄

  • 寒冷地向きナタネ新品種「きらきら銀河」 | プレスリリース・広報

    詳細情報 ナタネは重要な油料作物の一つです。我が国では、エルシン酸を含まないがグルコシノレートを多く含む品種が主として作付されており、種子を搾って得られる油は用に、搾った後の粕 (ミール) は主に肥料として利用されています。ダブルロー品種は、油中にエルシン酸を含まないので用油に適しており、さらに、種子中のグルコシノレート含量が少ないため、ミールは肥料としてだけでなく飼料としての適性も高く、ナタネの多角的な利用が可能です。 既存の寒冷地向きダブルロー品種「キラリボシ」は、寒冷地において作付面積が多い無エルシン酸品種「キザキノナタネ」より収量が低いことから、より多収のダブルロー品種が求められてきました。 そこで、農研機構では、より多収の寒冷地向きダブルロー品種の育成を目的として、海外のダブルロー多収品種「CASCADE」に、寒冷地向きダブルロー品種「キラリボシ」を交配し、選抜を重ねて、「き

    frothmouth
    frothmouth 2016/01/20
    “寒冷地での栽培に適している多収のナタネ品種です。 油は食用油に適しており、種子中に家畜に有害な成分をほとんど含んでいないために搾り粕を飼料として利用できます。”
  • 自家受粉が可能なニホンナシ新品種「なるみ」 | 農研機構 果樹研究所

    ポイント ・ニホンナシの主要品種では、自らの花粉では結実しない自家不和合性1)という性質があり、他の品種の花粉を用いた人工受粉が必要です。そこで、自らの花粉で結実する自家和合性のニホンナシ新品種「なるみ」を育成しました。 ・「なるみ」は「豊水2)」と同時期に成熟する中生の良味品種であり、人工受粉の省力化が可能な品種として全国的に普及が期待されます。 概要 1.   ニホンナシの主要品種は自家不和合性であるため、結実確保のために他品種の花粉を用いて人工受粉が行われています。この作業は開花時の短期間に行う必要があるため、労働集約性が非常に高い作業です。そこで、農研機構は、自家和合性の良味ニホンナシ新品種「なるみ」を育成しました。 2.   「豊水」と同時期に成熟する中生の品種です。「豊水」と比較して大果で、果肉の軟らかさ、糖度、pHはほぼ同程度です。 3.   自家和合性のナシとして、全国

    frothmouth
    frothmouth 2015/12/18
    “自らの花粉で結実する自家和合性のニホンナシ新品種「なるみ」を育成しました。 ・「なるみ」は「豊水2)」と同時期に成熟する中生の良食味品種であり、人工受粉の省力化が可能な品種として全国的に普及が期待されま
  • ホウレンソウは寒締め栽培で食味が向上し抗酸化能が高まる | プレスリリース・広報

    ポイント ホウレンソウは、冬の寒さに当てる寒締め栽培でフラボノイド含量が増加し、抗酸化能 (H-ORAC値) が高まることを明らかにしました。 寒締め栽培により、ホウレンソウの味や栄養性も向上します。 概要 農研機構は、ホウレンソウを寒締め栽培することにより、ホウレンソウ抽出物の抗酸化能1) (親水性酸素ラジカル吸収能、H-ORAC値)2)が上昇することを明らかにしました。 植物には、抗酸化能を示す多様なポリフェノール化合物3)が含まれています。寒締め栽培によるH-ORAC値の上昇は、ホウレンソウに含まれる抗酸化物質のフラボノイド4)量が増加することに起因します。 ホウレンソウには、葉菜類で一般的なアブラナ科野菜とは異なるフラボノイドが多数含まれています。寒さに当てることで、3種類のフラボノイドが増加するなどフラボノイド組成が変化しました。 今回調査したホウレンソウ (東洋種「若草」、西

    frothmouth
    frothmouth 2015/12/18
    “ホウレンソウは、冬の寒さに当てる寒締め栽培でフラボノイド含量が増加し、抗酸化能 (H-ORAC値) が高まることを明らかにしました。 寒締め栽培により、ホウレンソウの食味や栄養性が向上するばかりでなく、機能性が高
  • 「シャインマスカット」の香りは貯蔵温度により変化する | プレスリリース・広報

    ポイント ・「シャインマスカット」のマスカット香は、10°Cで貯蔵し続けた場合に最も維持されやすく、0°Cで数週間程度貯蔵すると弱くなりますが、再び10°Cに戻すとマスカット香がかなりの程度回復することを明らかにしました。 ・このことを利用することにより、香りの良い高い品質の「シャインマスカット」の供給が期待できます。 概要 1. 農研機構果樹研究所は、「シャインマスカット」におけるマスカット香1)の主要な寄与成分がリナロールであることを明らかにしました。 2.マスカット香とその主要な寄与成分であるリナロールの含量は、貯蔵温度に依存し、10°Cで貯蔵し続けた場合に維持されやすく、0°Cで数週間程度貯蔵すると減少します。しかし、低温でマスカット香が弱くなっても、再び10°Cに戻すとかなりの程度回復することが分かりました。これは、低温貯蔵した果実でも出荷前の温度管理により香りを回復させることが

    frothmouth
    frothmouth 2015/12/02
    “マスカット香とその主要な寄与成分であるリナロールの含量は、貯蔵温度に依存し、10°Cで貯蔵し続けた場合に維持されやすく、0°Cで数週間程度貯蔵すると減少します。しかし、低温でマスカット香が弱くなっても、再び