熱海土石流 崩落面に人工物露出、産廃か 残存盛り土には亀裂 熱海市伊豆山で発生した大規模な土石流の起点付近で、崩落した盛り土の断面に産業廃棄物とみられる多くの異物が露出していることが、12日までの静岡新聞社の取材で分かった。崩落せずに残存している盛り土の地表部分に亀裂が入っている様子も確認した。 現場付近の地上から望遠レンズで撮影した。赤や青のれんがのような破片や青いビニールのようなもの、白い破片、ガラス瓶などが確認できた。盛り土の一部とみられる黒っぽい土の断面に多数、散らばっていた。 異物を現地で確認した静岡大防災総合センター長の北村晃寿教授(地質学)は「赤色と青色の平板状の物質は青瓦の破片と推定される。明らかに人工的な異物だ」と指摘。亀裂については「今後、小規模な崩落は確実に起きる。それが続くことで斜面の角度が増大すると、より大きな崩落が起きても不思議ではない」と説明する。 これまでの
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