医療は人と人とのつながりまで介入すべきなのか? 医療人類学者が「社会的処方」に疑問を抱くわけ医療者が患者を地域の社会的なつながりに結びつけることで、その人の健康を支えようとする「社会的処方」。それに疑問を投げかけた医療人類学者に、社会的処方の必要性を訴える緩和ケア医が対談を申し込みました。 しかし、そんな動きに対して、医療人類学者の磯野真穂さんが「人間関係まで専門家に処方してもらわないと、私たちはつながれないのか?」と疑問を投げかけました。 「社会的処方研究所」を作り、社会的処方を推進する緩和ケア医、西智弘さんと磯野さんの対話をお届けします。 きっかけは磯野さんの「社会的処方」に対する批判きっかけは、磯野真穂さんが取材を受けた2021年4月の記事「医療人類学から考えるコロナ下の生と死―一度しかない最期の別れを奪っていいのか」で、「社会的処方」を批判したことです。 「最近、医者が孤独な人につ
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