千葉県の房総半島を走るJR内房線の開業100年を記念し、蒸気機関車C61形20号機が10日、同線を走った。沿線には住民や鉄道ファンが詰め掛け、晴れ渡った青空の下で黒煙を上げ、汽笛を鳴らしながら快走するSLの姿を楽しんだ。 C61は7両の客車を引いて、京葉線の千葉みなと駅(千葉市)を同日午後1時ごろ出発。内房線に入り、木更津駅(木更津市)まで約35キロを時速約60キロで走った。家族4人で乗車した千葉県袖ケ浦市の多田琥珀君(6)は「ライトや煙がかっこいい」と興奮した様子。 JR東日本によると、12日までの3日間、1日1往復運行する。乗車定員は約470人。指定席券は発売開始日に完売した。木更津発千葉みなと行きはディーゼル機関車が牽引(けんいん)している。