日本大学アメリカンフットボール部の選手が悪質なタックルをした問題で、警視庁が、反則行為を指示したとされた前の監督やコーチについて刑事責任を問うのは困難だと判断したことがわかりました。警視庁は、こうした意見や捜査結果をまとめた書類を近く検察庁に送付することにしています。 警視庁は傷害容疑で被害届が出されたことを受け、日大の内田正人前監督(63)や井上奨前コーチ(29)、タックルをした宮川泰介選手(20)から任意で事情を聴くとともに、試合を撮影した複数の映像を解析してきました。 その結果、反則行為を指示したとされた内田前監督と井上前コーチについて、刑事責任を問うのは困難だと判断したということです。 現場にいたほかの複数の選手にも聞き取りを行いましたが、反則行為の明確な指示は確認できなかったということで、警視庁は、こうした意見や捜査結果をまとめた書類を近く検察庁に送付することにしています。 一方