米ニューヨーク・タイムズは天安門事件から35年を迎えた6月4日、中国当局による厳格なネット規制の現状について報じた。それによると、中国のインターネットが急速に縮小の一途をたどり、ウェブサイトの数は激減。投稿は検閲され、人々の過去や不都合な歴史が消し去られている、という。 同紙によると、中国ではGoogleからYouTube、Facebook、X(旧ツイッター)など、世界中で利用されている主要ソーシャルメディアは存在せず、中国人はその事実を認識している。中国独自のSNSでは当局の規制を逃れるため、物事を婉曲して表現し、投稿やアカウントが検閲されても諦めて受け入れる。彼らはインターネットの“パラレルユニバース”に生き、それを自虐することさえあるという。 さらに、ショート動画やライブ配信、電子商取引でにぎわう中国のネット社会の裏側で、ネットユーザーたちはサイバー空間とそこにあったコンテンツが断片
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