今月4日に上陸した台風21号などの影響で、関西では大規模な停電が起きましたが、10日午後5時半の時点でも関西2府4県のおよそ9500戸で停電しています。関西電力によりますと、完全復旧のめどを示すのは難しくまだ日数がかかるということです。 紀美野町田地区に住む嶋本秀和さん(68)はこの間、夜はろうそくや懐中電灯の明かりを頼りに暮らしているということです。 冷蔵庫が使えず食品の保存ができないため、毎日バスに乗って買い出しに行かざるをえず、食事作りにも苦労しているそうです。 また風呂が沸かせないためガスでお湯を沸かして体を拭いていて、嶋本さんは「いつまでこの状態が続くのか、詳しい情報がわからず困っています。いつ頃解消するかわかれば、ずいぶん助かるのですが」と話していました。 10日昼すぎに停電が解消した紀美野町福田地区の1人暮らしの70代女性は「ついさっきまで停電していました。電気のありがたみを