大阪府吹田市が緊急雇用対策として行った正規職員(事務職)5人の募集に、2009年2月12日までに約553倍に当たる2767人の応募があったことがわかった。同市担当者は「これほど倍率が上がるのは初めて」と話している。 同市は08年12月、雇用不安を解消する観点から、当初行わない予定だった09年の職員採用を、10年採用予定分の一部を前倒しして行うことを決定。当初は35歳以下を対象としていたが、より幅広い層に雇用機会を提供するため、59歳以下へと引き上げて募集した。 締め切りは9日(消印有効)だが、10日までに到着した応募者の内訳は、30代以上が約6割を占めている。