アロンアルファで知られる東亞合成は、2017年に立ち上げたIoTプロジェクトを契機に工場DXに向けた取り組みを進めてきた。待望の工場経験者として同プロジェクトに迎えられた若手社員である同社の伊藤彰啓氏に、紆余曲折を経て歩んできたその道のりについて聞いた。
「プロジェクト失敗率とリスク」の続き。 id:suikyojinさんからトラックバックをいただいた。 大規模Agileの失敗率は驚異的に低い? そもそも、大規模プロジェクトの失敗率って、ものすごく高くて、70%とか80%とかいった数字を見たことがある。基準が同じとはかぎらないので、断定できないが……。 そうなのです。「失敗」の定義は意外と難しい。随分前に訳した「失敗とは何か」では CHAOSレポートによれば、成功するプロジェクトの割合はたったの34%だそうな。 Standish GroupのCHAOS reportは、長年に渡ってドブに捨てられてきた何十億ドルにもなるIT関係プロジェクトの話を延々と述べている。34%の成功率っていうのは実は改善された数値で、2001年の調査では28%だったんだな。 とのこと。失敗率66%。ただし、この記事でMartin Fowler氏は 納期が遅れたとか予
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます プロジェクトが計画通りに進まなくなる原因は数多くある。例えば、タスクの見積もりが甘かったり、プロジェクトから要員が抜けたり、リソースの割り当てがまずかったりということがある。本記事では、遅れの生じたプロジェクトを立て直すための実践的なテクニックを紹介する。 プロジェクトチームで働いた経験のある人であれば、様々な要因によってプロジェクトの納期がずれ込んでしまうということを知っているはずだ。一部の作業が当初の想定よりも手間取るものであったり、メンバーの入れ替わりが激しく、新担当者の業務知識に対する習得時間が無視できないものとなったりするのは珍しいことではない。また、単に作業見積もりが甘かっただけということもあるだろう。しかし原因がどのような
完了報告書は稼働後に一から作ればよいと考えていたら,それは間違いだ。完了報告書に記載すべき項目は計画時に作っておき,完了時に空欄を埋めていくというアプローチが正しい。時間の節約にもなるし,残すべき情報を確実に取得できるからだ。 よい記録を残すには,事前の準備が重要である。ステップ(1)~(3)でどんな準備をすればどんな記録が残せるかを見ていこう。 step 1 計画書を用意する 報告書の項目ごとに対比する まずは,携わっている案件のプロジェクト計画書を手元に用意しよう。コンサルタントの大砂古佳基氏(ブレインプロ 代表取締役)によれば,プロジェクトを事後に評価する観点は二つある。「一つはプロジェクトの目的を達成できたか,もう一つはプロジェクトをうまく推進できたか」である。 前半は,計画書の「プロジェクトの趣旨」「導入の目的」に書かれている内容と対比して評価できる。後半は同じく「スケジュール」
「チケットは開発を救う」と考え,2007年のITpro Challenge!にてチケット駆動開発を提唱した。Tracを使う最大の利点はチケットとリポジトリ・ブラウザを連携できることだと考えている。 前回(第2回~第3回)までの連載で,Tracのインストールと基本的な設定が終わりました。これからの連載では,Tracを上手に運用するためのコツをご紹介していきます。 Tracの主な機能には,Wikiとリポジトリブラウザ,それにチケットによるタスク管理システムがあります。Wikiとリポジトリブラウザは使っていても,チケットは使っていないという方は意外に多いのではないでしょうか。そこで第4回では,チケットの一番の用途である「バグ管理」について説明します。今回の説明には,Trac 0.11(日本語版)が含まれるTrac Lightningのバージョン2.0.4を使用しますが,基本的な考え方は以前のバー
プロジェクトの花形というと,どうしてもプロジェクト・マネージャ(PM)を筆頭に,SEやプログラマといった直接システムにかかわる職種を思い浮かべがちである。だが,それを支えるプロジェクト事務局を軽視してはいけない。プロジェクト事務局は,プロジェクトの中で電話や会議室,ホワイトボードなどの物品を手配したり,作業が深夜まで及ぶ場合の交通機関や宿泊施設の手配,プロジェクト共有ドキュメントの管理を行ったりする。要は,プロジェクト内部で発生する様々な庶務的な仕事を一手に引き受ける組織のことを指す。プロジェクトによっては庶務係とか事務担当など様々に呼ばれるが,仕事の内容はプロジェクトを縁の下から支える重要な役割である。 プロジェクト事務局を軽視したKさん 今回,Kさんは,大手通信事業者B社の基幹系システム再構築プロジェクトのPMとして任命された。このプロジェクトは1000人月超の規模が予測される大規模シ
現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 1年半ほど前、今の主だったメンバーと仕事をするようになって、心に誓ったことが一つあります。「どんなにつらい状況に追い込まれたとしても、絶対に徹夜だけはするまい!」という信念です。 私が来る前の今のメンバーの組織は、「クライアントの期待に応える報告をするためには、何日か連続の徹夜も辞さない!」という方々が集まっていました。というか、そういう方しか残れない組織になっていました。「いくら日程的にタイトな状況に追い込まれることが多いM&A関連業務とはいえ、この状況は酷すぎる。体力的、精神的につらいからと言って反発して逃げるのではなく、自分が絶対にこの組織風土を変えてやる!」そう固く誓って、今のメンバーに合流しました。 それか
昨今、システムの開発はより複雑化、多様化しており、開発者には成果物の品質向上や短納期、低コストをはじめとするさまざまな課題がのしかかっている。その中でも、現場の人間が最も問題だと感じているのはどの部分なのだろうか。 また、プロジェクトを成功させるためには「品質・コスト・納期」という3要素のバランスを取ることが不可欠となる。その実現をサポートするものの1つとしてプロジェクト管理ツールが挙げられるが、現場で求められている機能とはどのようなものか。本当に使いたい機能、使える機能とは何か? そこで今回、TechTargetジャパンでは、プロジェクト管理に関する課題やプロジェクト管理ツールの利用状況を調査するため、会員を対象に「プロジェクト管理ツールの利用状況に関するアンケート」を実施した。656件の有効回答から見えてきた現状を読み解いていく。 関連ホワイトペーパー Excel | 工事進行基準 |
大規模,複雑,厳しい納期――。昨年秋に完全統合したJAL/JASの情報システム。成功を収めたプロジェクトの裏に,見積もり精度の高さがあった。プロジェクト・マネージャ(PM)を務めた岡村正司氏に,どのように見積もったのかを聞いた。(聞き手は本誌 池上俊也) JAL/JAS統合とはどんなプロジェクトだったんでしょうか。 岡村:昨年10月に完全統合しましたが,日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)の約160のシステムを,JAL側のシステムに片寄せするものでした。工数は全体で1万2000人月,規模は8000万ステップと,とんでもなくデカいものです。IBMが手掛けてきた案件の中でも世界最大級でした。 時間の制約も厳しい。2002年初頭に始まったプロジェクトは,2年間で中核部分をすべて統合しなければならない。失敗は許されませんでした。 岡村さんがPMとして招かれたときの様子を聞かせてください。
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