損害保険ジャパンと日本興亜損害保険は2009年3月13日、2010年4月に共同持ち株会社を設立して経営統合すると発表した。共同持ち株会社の下に両社が完全子会社としてぶら下がる。経営統合に伴い、2社は情報システムを共通化する。 損保ジャパンの佐藤正敏社長と日本興亜損保の兵頭誠社長が東京都内で記者会見に臨んだ。日本興亜損保の兵頭社長は、「経営統合により業務品質の強化と事業費削減に伴う収益向上の両立を目指す」と述べた。佐藤社長は「早期にシステムを共通化して統合効果を出したい」と説明した。 経営統合に伴い、事故受付やコールセンター、事務手続きなどを統一するとともに、関連するシステムを共通化する。両社の社長を共同委員長とする「統合準備委員会」とテーマ別の専門部会を設け、具体的な検討を進めていく。 損保業界では2009年1月に、三井住友海上グループホールディングスと、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害