台北(CNN) 中国と台湾の「三通」(通信、通商、通航の直接開放)が15日に本格始動した。台北市内の空港では午前9時頃、中国・深セン発の直行第1便が到着。午前8時頃には、上海行き第1便が出発した。台湾の民間航空当局が発表した。 現在のところ、台湾と中国間で1日16便運航。チャーター便の運航は今年7月に始まったものの、これで約60年ぶりに直行便が正式再開された。 海運直行第1便についても、中台双方の港で出航式が行われた。 台湾の国民党・馬英九総統は今年3月の就任以来、対中融和路線を強めている。中国との再統一には反対したうえで、対中関係の改善が経済的利益につながるとの主張を掲げた。