1日午前8時40分頃、大阪府和泉市府中町の無職宮田浅吉さん(91)方で、高齢者の所在確認調査に訪れた市役所職員が異臭に気付いた。応対に出た長女(58)が「父親は死亡し、遺体をタンスにしまった。大変なことをした」と話したため、職員が110番。和泉署員が、1階居間の洋服ダンスの中から宮田さんとみられる遺体を発見した。府警捜査1課は死体遺棄容疑で長女から詳しく事情を聞いている。 宮田さんは元銀行員で厚生年金が支給され、長女が受け取っていたといい、府警は年金詐取の疑いでも調べる。 発表によると、遺体は黒色ポリ袋に入れられ、白骨化はしておらず、腐敗がかなり進んでいた。 宮田さんは5年以上前から、長女と2人暮らし。府警の調べに対し、長女は「約5年前に外出先から帰宅したら布団の上で父親が死んでいた。どうしたらいいかわからず、しばらく放置した後、においがし始めたので、ポリ袋に入れてタンスに入れた」と供述。