前回はdaemonコマンドに対する補完機能を設定する方法について述べた。今回はさらに補完機能を高める方法について解説しよう。 引数のコマンドに対してそれぞれ補完が効くようにする daemonコマンドは引数にコマンドをとる。そのため、コマンドを補完対象とでるように設定したわけだが、これだけでは使いにくい。コマンドを補完表示したあとは、そのコマンドの補完設定が機能するようにしたいところだ。 そこで、コマンド補完の後に「'*::args:_normal'」を追加しよう。これは、引数のコマンドに対して補完が有効になる設定だ。指定する順番がそのままコマンド補完の補完場所に対応している。 リスト1.1 補完されて表示されるコマンドに対して補完設定が有効になるように設定を追加 #compdef daemon _arguments \ ':command:_command_names -e' \ '*::
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