大きな口に赤ちゃんのような手指、つぶらな瞳。水族館やネット交流サービス(SNS)などでアイドル的存在のオオサンショウウオを忠実に再現したぬいぐるみを京都大の研究者が企画・監修し、評判を呼んでいる。研究者がリアルさにこだわった背景には、オオサンショウウオが直面する危機的な状況がある。 口の中の歯も再現 オオサンショウウオは主に西日本の河川に生息する固有種。国の特別天然記念物に指定されている。 企画・監修したのは西川完途(かんと)・京都大准教授(動物系統分類学)。ぬいぐるみは体長約50センチで、20歳ほどの個体をイメージした。