(CNN) ロシア軍の激しい砲撃が続くウクライナ北東部ハルキウの動物園は19日、動物の世話をするために残留していた職員2人の遺体が発見されたことを明らかにした。 動物園は18日、職員2人がロシア兵の銃撃で殺害され、封鎖された部屋から遺体が見つかったことを確認する連絡を受けた。 2人が死亡した時期は不明だが、動物園によると、先月初めから行方不明になっていた。 ロシア軍による砲撃のさなかに、ライオンやジャガー、ギンギツネ、ハイエナなど一部の動物は別の場所へ移した。2人の職員は残った動物の世話をするために動物園に残ったが、ほかのスタッフが先月7日に園へ戻った時には姿が見えなかった。スタッフは行方を捜し、捜査当局に通報した。 同園は声明で、非情な犯人は処罰を受けるべきだと訴えた。 動物園の一部は砲撃で損壊し、バイソンのつがいが死んで生後10カ月の子どもが残されたという。