国会乱闘の放送「子どもに害」=当局がTV局に罰金−台湾 国会乱闘の放送「子どもに害」=当局がTV局に罰金−台湾 【台北時事】与野党が鋭く対立する台湾の立法院(国会)「名物」の乱闘シーン放送をめぐり、メディアなどを監督する「国家通信放送委員会」(NCC)は25日までに、乱闘を放送した民放2社に対し、「子どもに有害な映像を長時間放送した」などとして30万台湾ドル(約87万円)の罰金を命じた。テレビ局側は「報道の自由を侵害する」と反発している。 問題となったシーンは、1月18日の立法院審議時に発生した。地方制度に関する法案をめぐって賛成派の与党・国民党と反対派の野党・民進党の立法委員(国会議員)が激しく対立。数十人が議場で小突き合う乱闘になり、民放各局はこのシーンをニュース番組でこぞって放送した。(2010/03/25-18:07) 一覧に戻る