「“害獣”イノシシ研究最前線 科学の力で共生の道を」初回放送日:2020年12月13日 アンコール放送。毎年のように街に出没し騒動を引き起こすイノシシ。近年爆発的に数を増やしているといわれ、農業被害は年間およそ50億円にも上る。しかしイノシシは分からないことも多い動物で、被害を減らす有効な手だてが見えないのが現状。番組では効果的な対策を探るために動き出した研究の最前線に密着。生態を逆手に取ったシンプルな方法で、被害をほぼゼロにした地域も出てきた。科学の力でイノシシとの共生の道を探る。
理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター集積バイオデバイス研究チームの田中陽チームリーダー、船野俊一研究員、田中信行上級研究員らの共同研究グループは、底棲生物[1]であるシビレエイ[2]の自律的な動きを利用し、海底地形図の作成が可能であることを実証しました。 本研究成果は、海底の地形情報を幅広く社会に還元し、さまざまな分野で役立てることに貢献すると期待できます。 今回、共同研究グループは、従来の計測機械を用いた海底探査とは全く異なる、底棲性で電源としても使えるシビレエイを生物エージェント[3]として用いた方法を提唱し、その手法の妥当性を検証しました。まず、大型水槽でシビレエイの撮影動画から動きをプロットし、シビレエイがほとんどの時間、底付近を動いていることを確認しました。次に、シビレエイに小型音響送信機のピンガー[4]を装着して海底に放ち、その位置を追跡することにより、海底の地形情報が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く